60年ぶりの、そして史上初の、伊勢神宮と同年の式年遷宮が行われる年に、山陰と山陽を結ぶ高速道路が開通し、陰と陽が直結したのも偶然ではないでしょう。そして我が家からはその道を通り2時間半で出雲の地までたどり着きました。以前よりは一時間近く短縮になったようです。
今までは大社すぐ横の駐車場から、横から入ってましたので、今回は手前の吉兆館の駐車場に止めて、一の鳥居の前から参道に向けて歩きました。まず目を引く巨大なレリーフ。
一の鳥居は大正時代に建てられた、高さ23m日本一のコンクリート製の大鳥居。
宇伽橋を渡る途中、一畑電鉄が鉄橋を通過。
二の鳥居は勢溜(せいだまり)の木の鳥居。ここが参道の一番高い地点らしい。
二の鳥居をくぐり、珍しい下りの参道を少し行ったところの右手に末社、祓社(はらえのやしろ)があり、すでにここにも20人近い行列が。ここでお祈りすると、私たちが知らず知らずのうちに犯した心身の罪汚を祓い清めて、清々しい神の御心を戴けるようにして下さるということです。
三つ目は松の参道の鉄の鳥居をくぐります。真ん中は殿様(笑)と皇族しか歩けません。
松の参道を進むと右手に大国主命の「ムスビの御神像」が。玉は「幸魂奇魂」(さきみたま くしみたま)
松の参道からこのあたりまで、私の中ではなにか懐かしいような、嬉しいようなウルウルくるような変な感覚に包まれていたのですが、次の光景を見たとたん現実に戻りました。
手水舎で手と口をすすぎ、四の銅の鳥居をくぐる前には・・・
初詣のような長蛇の列が・・・今まで何度か来ましたがこんなことは初めて。さすがに式年遷宮の年。
ゆっくりと行列は進み、やっと拝殿に参拝。出雲大社では二礼、四拍手、一礼です。
ここで参拝は終わりではありません。式年遷宮したのはこの裏にある本殿です。
つづく・・・