ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「人生は運、鈍、根。」

2025-01-12 20:36:41 | 日記

ちょっと前の公休日に居間(ほぼ母の部屋)の整理をしていたら、小説家・曽野綾子氏の著による2017年発行のエッセイで『夫の後始末』なんていう物騒なタイトルの本が出てきたから驚いた!

けれど読んでみると、これはどうやら旦那さん(やはり作家の三浦朱門氏)の終末期を自宅で介護された曽野さん(執筆当時85歳)の、ユーモアを交えた介護記録みたいな本でした。

私が父の「下の世話」をしてる横で素知らぬ顔して蜜柑を食べてた母も、実は介護にまったく無関心なワケじゃなかったんだと、二重に驚きました。

だったら少しは協力して欲しかった! それとも、私が勝手に父の介護役を独占してしまったのか? とてもそうは思えないけど、まあ今となってはどうでもいい。



記事のタイトルにある「運、鈍、根。」っていうのは、作家・宇野浩二氏が何かのインタビューで「作家になれる資質」を問われたときの答えなんだけど、曽野綾子さんは「作家に限らず、どんな道もまさにその通りだ」と大いに共感されてます。

特に「運」の部分。信心深いクリスチャンでもある曽野さんは、どんな不幸に見舞われても「それは運命=神が決めたことだから仕方ない」と考えた方が、気楽に生きられると仰ってる。

そ……そうかも知れない!

私はこれまで「神は自分の中にいる」、つまり全ては自分が選択して来たことの結果だと考えて来ました。そうすれば諦めがつくと。

けど、それって全ての責任を自分で負ってるワケだから、重いですよね。だから髪の毛もどんどん抜けていく。(近々、スキンヘッドにする決意をしました)

自分の外にいる神様のせいにした方が、確かに気がラクです。なんたって自分を責める必要が無いんだから!



クリスチャンって懺悔ばかりしてるイメージがあったけど、曽野さんみたいな方もおられるんですね。介護日記にしろ、いかにして手を抜くかに力点を置かれてるw (確かに、自宅介護で完璧なんぞを目指した日にゃあ3日で自滅します)

スピリチュアルが人を癒やすって、こういう事なのかも知れません。今さら信心深くはなれないけど、神は自分の中にいるなんていう考え方は、今すぐ捨てた方が良さそうです。ラクに生きることが一番!



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「マンガみたいな家族?」 | トップ | 「果てなき闘い。(再) 」 »

コメントを投稿