☆第273話『逆恨み』(1977.10.21.OA/脚本=長野 洋&小川 英/監督=竹林 進)
画像は、ボス(石原裕次郎)とコルト・ローマンMk-lllと、ロレックスですw
ロッキー(木之元 亮)登場編における刑事たちの使用拳銃は、ハイパト(S&W M28)とローマンが混在してる状態でしたが、それから1クールずっと地味なエピソードが続き、久々に拳銃が大活躍する本エピソードでようやく全員がローマン(あるいは同じMk-lllシリーズのトルーパー)で統一されてることがハッキリと判ります。
『特捜最前線』や『Gメン'75』『大都会PART III』等の刑事ドラマも同じ経路を辿り、日本のTVドラマ界では「刑事の拳銃=コルト・ローマン」が常識となる時代が長く続いていきます。
その時代こそ、私が最も熱心にテレビを観てた時代ですから、オートマチック拳銃が主流になった現在においても、マイ・フェイバリット拳銃はローマンの旧2インチ。これは永遠に変わりません。
さて、本エピソードは淀橋署の刑事(金子信雄)に誤認逮捕された前科者(剛たつひと)が脱走し、復讐を果たそうとする話。ショットガンを調達し、ロッキーを人質にしてビルの屋上に立て籠った犯人と、ボスが対峙します。
そしてボスのローマンが火を吹き、ショットガンも拳銃も弾き飛ばされるんだけど、犯人はしぶとくナイフをロッキーの喉元に突き立てます。
「心配するなロッキー。どんな事があってもお前の命は守ってやる」
「なんだと? てめえ、正気か!?」
「ああ、正気だ。お前にはそいつの喉を切れやしない。せいぜい2~3ミリ切ったところで、オレの鉛の塊がキサマの脳天をぶち抜いてる」
「ハッタリかますな!」
「やってみるか?」
そんな格好良すぎるボスに対して、結局ナイフも弾き飛ばされちゃう犯人=剛さんが格好悪すぎますw
ちなみに剛たつひとさんは数年後、第515話『生いたち』でも同じような役でご出演。そして同じようにビルの屋上でジプシー刑事(三田村邦彦)に何度も拳銃を弾き飛ばされ、究極に格好悪い姿を晒しますw 本当にソックリなシチュエーションで、偶然の一致なのか故意に同じゲストを呼んだのか、どっちにしても凄いことですw
ついでに言えば、カッコ悪い犯人にやられっぱなしのロッキーも、相変わらずパッとしません。この次のエピソードではもっとダサい姿を披露してくれますので、乞うご期待w
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