2015.10.28(水)小雨のち雨
朝の霧雨は止み、出かけようという時になって大降りに。
そんな大降りの中バイパスを走り、新潟県立図書館(ブックスワンとの愛称があるらしい・・)へ行って「林 望氏 源氏物語」の講演会を聴いてきた。新潟県立図書館が100周年を迎えたとのことの記念講演だった。
そうか・・私がまだ18か19歳の頃には白山神社にあった。数えるほどしか行ったことがなかったが、洋館風のしゃれた建物だったと記憶している。鳥屋野潟になってから初めて行った。1992年8月7日に現在の場所に移転したのね。
講演の募集定員の100名にはもれてしまったのは残念だった。別室でスクリーン越しに林 望氏を拝見できるというので早めに行って並んだ。
しばらくするとマスクをされた先生らしきダンディな方が隣の部屋に入っていった。
なんと並んで待っている隣の部屋が先生の控え室だった。ラッキー!!
並んでいる時にお品のよろしい女性二人とおしゃべり。そこでラジオビタミンの名前が出てきてうれしかった。りんぼう(林 望)先生はNHK FMに出演していたので知っていたと。ふるさとラジオやつながるラジオの話もした。そして最近のNHKラジオへの苦言も・・・
しばらくしてからマスクを外された先生が部屋から出てこられたので、ずーずーしく握手をしてもらった。ラッキー!!並んでいらした女性にも私が握手した手で握手のお福分け(無理やりに・・)
優しい眼差し。低音ボイス♪素敵な男性でした。
入室して待ち時間に受付でいただいた冊子「源氏物語」の「末摘花(すえつむはな)」「葵1・2」「若菜・下」「幻」を読んでいた。高校の古典の授業を思い出していた。古典は好きだったなぁ。
開演時間になってスクリーン越しに拝見。先生は、時々ホワイトボードに源氏物語に出てくる言葉などを書いてくださった。達筆でございました。私は、忘れないようにそれを急いで書き写して・・・あら・・私も達筆で・・あとで読めないほどの達筆でした・・・
解説が長くて源氏物語の朗読は間に合うのかしら?なんてちょっと心配。
林 先生は、「ものがたり」とは、「もの(Spirit=魂)・死者の魂を語る」と言うことで、生きている人のことよりはむしろ死者について語ること。声を出して読むほうがよい。女房が既に亡くなった光源氏を回想して読み聞かせていた。
残り30分をきったかしら?そのあたりでやっと先生は「冊子の原文は朗読しないで、訳したものを朗読します。皆様は原文と合わせてお聞きください」とおっしゃって、訳されたものいいお声で朗読。
長くて終わりの時間を心配していたが、長くてもわかりやすい解説のおかげで、源氏物語の朗読は想像しながらもすんなりと頭に入った。
終了時間を10分ほどオーバーの大サービス!
いや~!よかったよかった!
アンケートを提出して廊下に出ていたら、スタッフの女性が出てこられて少し挨拶。その後部屋に入ったその女性は林 望先生と一緒に出てこられました。スクリーンで拝見している人にもお気を遣ってくださって、なんともお優しい!会場に入れなくてかえってよかったのかしら(^_^;)
林先生が「どうでしたか?」と質問。私は「よかったです」とだけ答えた。
私の側にいらしたご婦人はもう少し具体的に○箇所がよかっですと答えていらした。さすが~!
先生は「私の朗読はインターネットに出ていますよ」と笑顔でお答えに。帰ってきて早速検索してみた→「謹訳源氏物語」
秋は文学の秋。行ってよかった。
古典文学にほんのちょっとだけ触れ、源氏物語をほんのちょっと身近に感じ、ほんのちょっと教養が身についたかしら?なんて錯覚を・・・
帰りにアークオアシスへ寄って、短冊を掛ける物を2枚買ってその後F子さんへ届けに行ってきた。
私のは自分で作りましょうかねぇ・・
図書館の二階からパチリ。左には鳥屋野潟が見えた。
80円女岡山さんからお手紙が届いていました。ベトナムのコーヒーも同封されていてお礼の電話。ご馳走様でした。
今週の金曜日(10/30)のNHKラジオ「すっぴん!」でなんとなんと!岩本邦彦さんが電話で出演なさると情報を得ました。すごいですね~!
10:05分から約7分ほどだそうです。楽しみです。
バラ(聖花)