Une vie / Guy de Maupassant
女の一生(110)
Une vie (110)
————————【110】———————————
Jeanne regardait au loin la longue surface
moirée des flots qui semblaient dormir sous
les étoiles.
—————————(訳)—————————————
ジャンヌは遠くを眺めていた.どこまでも続く
きらめく波形だった.それが星空の下で眠ってい
るように見えた.
————————⦅語句⦆——————————————
regardait:(直半過/3単) < regarder (他) 眺める
au loin:遠くを;「を」をつけたが副詞句なので
regarder の目的格補語ではない.目的語は
次の la longue surface (ずっと続く水面)
surface:[スュルファス](f) 表面、水面
moiré, e:(形) 波形模様のある、
きらきらした光沢のある;
l'eau moirée du lac / きらめく湖水
flot:(m) (水などの)流れ、
【複数で】波
semblaient:(直半過/3単) < sembler
sembler + 不定詞:~しているようだ、ように見える
dormir:(自) 眠る;
Le bébé dort. / 赤ん坊は眠っている.
étoile:(f) 星
————————≪感想≫————————————
波形模様に見える水面が眠っているように見える、
というのはどういうことでしょうか?moiré, e:(形)
を「波形模様のある」、で訳すとそういう問題が生じる
ので、ここは「きらきらした光沢のある」で訳したほ
うがいいかもしれません;
❶波形模様に見える水面が眠っているように見える
↓
水面がいびきをかいて寝ていた(不合格答案)
❷きらめく水面が眠っているように見える
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