古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

神さまから人間への一番の贈り物

2011年05月05日 03時22分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのうは一日畑で仕事をしました。写真は前の日に北側の土手の草を刈り、それを燃やしている図です。手前の六条大麦が実りはじめました。右手の生ゴミボックスの手前にある緑の円筒形の入れ物にはヌカが入っています。生ゴミを入れるたびにふりかけます。後ろの裏山に連なる山は若葉が濃くなってきました。風がなく草を燃やす煙はまっすぐ上っています。
 のどかな春の景色を見ていると音楽が耳元で鳴った気がしました。<you tube>でよく聴くモーツアルトのK.581《クラリネット5重奏曲》の第二楽章です。クラリネットとヴァイオリンがただ音をたのしむようにおしゃべりしています。「神さまが人間にくれた一番の贈り物はモーツアルトじゃないだろうか」とふと思いました。ザルツブルグでモーツアルトの〝レクイエム〝を歌うツアーに参加したこと、このブログでモーツアルトの〝laudate dominum〝を紹介したことなどを思い出します。
<you tube>でK.581を探していたら、東京フィルハーモニー交響楽団の主要なメンバーがこの曲を演奏してアップしていました。首席ヴィオラ奏者の須田祥子さんが「音楽家として震災で傷ついた人たちに何かしてあげられないかと思い、この演奏を贈ります」と話しています。やっぱりこの曲が心に浮かんだのですね。モーツアルトがこの曲を作曲してから一体どれくらいの人がこの曲に癒しをもらったことでしょう。
 さて畑仕事ですが、去年はサツマイモを早く植えて失敗しました。なにしろ「気象台始まって以来の早い夏日を観測した」とかいろいろニュースが飛び交ってホームセンターではサツマイモの苗を競うように早く売り出します。それにつられて失敗した人は多いでしょう。4月の終りに最低気温が一桁になる日がつづきました。5月にもそんな日がありました。今年はどうでしょうか。でもそろそろ畝はつくらなくては。ということできのうは五畝分ほど耕運しました。きょう畝立てをするつもりです。すぐ売り切れてしまう『安納芋』の苗は10本ほど先に植えましたが寒冷沙を掛けています。保温が効いているのか最低気温が一桁になる日がありましたが、いまのところ枯死している様子はありません。サツマイモは5月15日を過ぎてから植えるつもりです。9月中旬には芋掘りがたのしめるでしょう。
 きのう、「土手の草刈りはしばらく先でいいかな」と書きましたが、よく見るとやっぱりしっかり伸びています。「はいはい刈ります刈ります」。レンゲ畑もそれらしくなってきました。春は確かな歩みを刻んでいたんですね。
 去年村の墓場の下に植えた桜(ソメイヨシノ)は夏前に枯れてしまいました。粘土質の土なのに水をやり過ぎたのでしょうか。ホームセンターで葉っぱばかりになった桜の苗を半値で売っていましたので、二本買って、一本は墓場に、一本は裏山に植えました。水のやり過ぎを反省してまわりより高く土盛りしたのですが、今度はうまくつきますように。
 
 
コメント
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