古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

きのうは素敵な一日でした。

2019年09月29日 01時02分52秒 | 古希からの田舎暮らし
 篠山は歴史が息をしている町です。田舎の風情も城下町の情緒も、いまだ新鮮に息づいています。
 きのうは『お菓子の里丹波』の奥まった洋館で、音楽会がありました。
 あの洋館には行ったことがあります。まわりの自然によく似合う洋館で、窓辺の珈琲が心に残りました。ときにテレビのコマーシャルで「洋館でチェロを演奏している場面」を見ることがあり、「いいな」と眺めていました。
 先日、その洋館で音楽会があることを知り(「シューベルティアーデたんば2019」の催し物の一つ)、直前にチケットを入手できました。
 
 久し振りの篠山行き。たのしみです。
 篠山は1995年4月~1997年3月の2年間、乾新町のアパートを借りて暮らした町です。この2年間、町と周辺の田舎をいっぱい訪ね歩きました。夜、蛍を見に出掛けたり、応募原稿を書き上げて『観音湯』に入りに行ったり。いまの「田舎暮らし」の原点です。
 まず住んでいたアパートを外から見ました。24年前のまま。つぎに行ったのは『車塚古墳』。ここではじめてヌートリアという生き物を見ました。夕暮れの古墳の濠で悠々と泳いています。あの動物の物静かな風貌が哲学者のようで、すっかり魅せられてしまいました。(いまはちがう)
 お昼になったので細工所(町の名前)の農協のレストランで食事をしようと寄りました。数年前、田舎風のバイキングを食べた店です。しかし3年前に閉店でした。
 お昼で空腹になったし、市街地のほうに戻ろうとしたら「雲部小学校」の前に「ランチ」と旗が立っています。閉校でレストランになっているのか。

 職員室がレストランになり、学習机と椅子はそのまま使います。窓は昔の鉄枠にパテでとめたガラス。校庭には校歌の歌碑がそのまま。ほぼいっぱいのお客さんです。から揚げランチを食べました。

 演奏会は珈琲とケーキ付きです。ステージ前のテーブルでヴィオラの演奏を堪能しました。ヴィオラの音は「たましい」の深いところに響きます。
 行ってよかった。素敵な一日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 誘蛾灯をもう一台置きたくな... | トップ | 「ダブル誘蛾灯」で蛾をやっ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

古希からの田舎暮らし」カテゴリの最新記事