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リーマン・ブラザーズ日本証券の行方・・

2008年09月16日 21時39分41秒 | たまには金融・経済の話でも…
写真:街角ウォッチングから:国立大学通りの桜の巨木

昨日、思わず投稿した「米リーマンHD、連邦破産法第11条の適用を申請」、昨日から金融庁や東京証券取引所等が矢継ぎ早に手を打ち続けています。

リーマン・ブラザーズ日本証券の方は、少しの余力がまだあると思うけど、東証からは売買停止。

東京証券取引所
リーマン・ブラザーズ証券株式会社の売買の停止について
http://www.tse.or.jp/news/200809/080916_a.html

金融庁からは、「リーマン・ブラザーズ証券株式会社に対する行政処分について」で、「顧客資産の保護」と長期的にみた場合、支払い不能に陥るおそれがあるとして「金融商品取引業にかかる業務停止命令」を・・・

リーマン・ブラザーズ証券株式会社に対する行政処分について
http://www.fsa.go.jp/news/20/syouken/20080915-1.html

リーマン・ブラザーズ証券株式会社に対する行政処分について(2)
http://www.fsa.go.jp/news/20/syouken/20080915-2.html

これで、今日からの取引所取引にかかる約定から受け渡しまで、完全にストップしてしまいました。お役所は、早々とこれ以上被害が大きくなる前に死んでくださいと申し伝えています。

日本においての「リーマン・ブラザーズ証券」は、従業員が約1300人。。。これらの方々のうち、残務整理する方を除き、路頭に迷いでます。これだけでなく、一つの証券会社がつぶれて、赤字になって、顧客の預かり資産や顧客との決済に損失が生じる場合は、証券業協会に加盟する証券会社がごそって、資金を出し合い、顧客を救済します。

経済における波及効果は限りがありません。休み前までは、リーマンの社員さえ、一夜明けたらこのような事態(路頭に迷う)に陥るとはつゆしらず、いきなりの倒産劇。
金融・経済はまさに弱肉強食の世界で生きているのですね。強者は、いつまでも強者として君臨できず・・・まざまざと実感してしまいました。

私も、日本では小さな規模の金融機関に勤めていますが、今日、一日の流れに飲み込まれて、つくづく、明日はわが身と実感した日かもしれません。アメリカの中でも歴史ある証券会社で、規模から見てもベスト4の一角に入る証券会社が、一日に何千億円と言う資金を昨日まで動かしていた金融機関が、いともたやすく、破産するなんて・・・金融世界は恐いっす。

それにしても、アメリカ本体で、負債総額は6130億ドル(約64兆3600億円)で米国史上最大。日本の国家予算並みの規模でアメリカの巨大さに愕然。日本では、約3兆9000億円の負債だそうです。戦後二番目の大型倒産になるようです。想像をはるかに超えてしまって、感覚的にわからなくなってしまった。

まさに、山一證券に引き続き、「いつかきた道」か・・・夫妻の規模には雲泥の差がありますが・・・

バンカメに救済されたメリルリンチの話題があまり出ていませんが、メリルも今後、合併によるリストラの嵐にかざされます。社員6万数千人のうち、最大で、2万数千人、仕事を辞さざるを得なくなるかもしれません。その影響が、金融不安として、小波が増幅しつつ、日本を襲ってくるのかも。明日はわが身。肝にめいじてしまいました。

天気:雨後曇時々晴れ
気温:最低温度:19.6℃ / 最高温度:27.6℃
今日の歩数計:16449 歩 / 消費カロリー:485.90Kcal
歩行距離:約10.69km