妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

どんな記憶も一度失われると二度と思い出せないのか

2013-03-17 20:36:00 | 日頃気になること

アルツハイマー病の妻 要介護5 全介助で老健に入所してます

3日毎に夕食介助に通ってます・・・


平成17年の時点で要介護2で 特養のデイサービスを利用していた・・・

デイでの1日の出来事を聞いてみると殆ど忘れていた・・・

たまに答えたことは ずっと以前働いていた会社の話だった。

それもかなり詳しく話していたのを思い出す。

私から今日〇〇へ行ってきたんだよね?!と訊いても行かなかった どこにも行かなかったと

忘れてしまってたが当時あまり深く考えなかった


17年度の連絡帳を見て どんな記憶も重い軽い関係なく一度失った記憶は二度と思い出せないのでは

と今気が付いたのです。


17年の春彼岸の墓参りの件の日記からは 息子の死を完全に忘れている状態で墓も仏壇もまるで

無関心だったと記入してあります。


私は息子の死亡を一時的に記憶から消えても 必ず思い出す時はある筈だと思っていたのです。

が、記録を辿っていくと息子の死亡を思い出さなくなってからその後 一度も思い出した事はなかったの

だと、今確信しました。


一度失われた記憶 決して二度と蘇らないのだと思うと施設に面会に行って、このところ暫く私を認識

出来ないのは 私を妻の記憶から完全に消えてしまったのか・・・分かりませんが これがアルツハイマー

病の重度の段階に進行した症状だと認めるしかないのか?!


私の現在の心境です