谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

ヒヨドリと枇杷と雪洞雪

2016-02-09 16:17:40 | 日々のこと

野鳥レストランの筈が、いつの間にかヒヨドリ食堂になってしまった。

メジロや四十雀・エナガ近づくと、目ざとく飛来して追い払う。

懲らしめるために、忘れたふりをしてリンゴの補給を止めたことがある。

ヒヨドリは、食堂の通路にある見通しの良い枝に止まって、降りしきる雪の中でいつまでも待っていたと、かみさんが教えてくれた。

根性悪な野鳥でも、一心に林檎をついばむ姿を見ていると、ひとときの慈善家になれる。

困ったことに食堂の隣に枇杷の木があり、これから咲く花もあれば、すでに小さな実をつけているものもある。

ヒヨドリは食事のあと、枇杷の木に立ち寄って、せっかくの実をデザートとして遠慮もなく食べてしまうのである。

雪雲の切れ間から、雪洞のような日が射しているのに雪が降る。

こういう日の雪は黒い、たぬきの婚礼があるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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