松本城公園の桜開花宣言があった次の日、朝から降り出した雨に雪が混じり、やがて雪に変り激しく降り続いた。
外仕事の予定があったけれど、なすすべもなく季節外れの降雪をただ眺めていた、路面に積りはしなかったけれど森は何度目かの冬景色だ。
この朝 新聞で母方の従兄の訃報を知った。
歳月の渦を避けながら、泳ぎ続けているうちに、時は過ぎ従兄はいつか遠い存在になっていた。
はるかに過ぎた夏の日 野菜を詰めた大きな籠を 自転車で届けてくれたた姿を思い出した。
あの時の従姉妹や従兄弟は今どうしているのだろう。元気ならば当然孫やひこ孫のいる年代である。