気象衛星からの情報により、明日の天気はほぼ判ってしまう。
だからテルテル坊主の出番は激減したのだろう。
テルテル坊主の由来は悲しい。
祈祷で天気を支配できたという偉いお坊さんが、領主の命により明日の晴天を祈願した。
しかし願は届かず朝から激しい雨が降った。
短気な領主は坊さんを捕え、怒りにまかせて首をはねた、斬首である。
その日から、かの地は大雨が降り続いた、困り果てた領民は、晒台に晒された坊さんの首を風呂敷に包み、軒下に吊るして天候の回復を祈った。
すると不思議なことに雨が止んで虹が出たという。
テルテル坊と山法師が同じものに思える
木の上のテルテル坊主
屈強なジャーマンアイリスを見慣れたせいか、雨にぬれた杜若が新鮮だ
ユキノシタも見方によれば テルテル坊主だ
若いころ美しいとも思わなかった黄菖蒲が 、今は美しいと思う。