谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

防空壕

2017-04-24 19:56:49 | 日々のこと

朝のテレビを見ていてふとつぶやいた「防空壕を掘ろうか?」

戦時中、庭先を掘って父が作った防空壕は大したものだった。

終戦年の3月近くに爆弾が投下され、稲光と地震が同時に発生し防空壕に避難した。

防空壕避難は後にも先にもこれが一回限りだった。

しかし もし防空豪を爆弾が直撃したら父の力作もなんの効果もなかっただろう。

だから、ここには人が暮らしていませんと、暮らしの痕跡を消すために、白壁を黒く塗り、光が外に漏れないように電灯には斜光フードをつけた。

忌まわしい記憶である

平和な今 窓からの光に外の景色が浮かび上がる。

この景色が、閃光を伴う闇に沈むことがある。

暑くなく寒くなく「春宵一刻値千金」 春のおぼろにかすむ松本の夜景  

これが 一瞬 暗闇に変わることがある。

どんな事態に陥ろうが、そんな馬鹿な事態が起きるはずがないと思いたい。

しかし地球上のあらゆる場所で現実に戦闘が続いている。

防空壕を掘ろうか !!逃げ込む前に焦土と化すだろう 

 

 

 

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桑の木伐採

2017-04-23 20:57:58 | 日々のこと

生糸が主要な輸出品であったころ、山の奥深くまで桑園が広がっていた。

しかし 生糸産業はナイロンの発明や、外国の安価な製品に押され斜陽化し「国の命をつないだ」糸はあっさり消えてしまった。

山の斜面に切り開かれた桑畑は山に還り、里の桑園は果樹畑に変わった。

変化に取り残された畑に重機が入り桑株の抜去を行った。その折隅の1株を記念?に残した。

あれから35年になる、大きく成長した記念樹は送電線に触れるほどに伸びた

このほど思い切って伐採することに決めた。

ロープをはってほぼ思い通りの位置に切り倒した。

倒してみるとその大きさに吃驚した。 

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芽吹き

2017-04-20 17:55:49 | 日々のこと

モミジの繊細な芽吹き 枯れたような枝先に畳込まれていたのだ。

 銀河のような辛夷の花群

 春の里山

 春爛漫

 

 

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古城の桜 桜

2017-04-19 21:02:03 | 日々のこと

早朝 桜の松本城に行った。

今にも降り出しそうな曇天 北アルプスも厚い雲の中 そして強風

堀土手に緑が萌えはじめた 強風に吹き寄せられた花筏

人影はまばら  散る桜を惜しむ

帰路は薄川堤防道路に出た 散り花は少なく 満開 雨が降ってきた

アルプスは雪模様

1本だけ八重の桜

 

 

 

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エケベリアと常念雪形

2017-04-18 20:14:03 | 日々のこと

 昨年の暮れ、カミさんが催事で景品としていただいて来た。

異国情緒を感じる珍しい植物だ。

窓辺に置いたら、最近の暖かさに目を覚ましたらしい、、星形の花を開いた。

エケベリア

 

 雪形探しが面白い 常念岳に今年も常念坊の雪形ができた。

墨染めの衣を着て、貧乏徳利を下げて、麓の酒屋に酒を買いに降りてきた。

犬が盛んに吠え立てて坊さんを悩ませている。

さて 常念坊はどこにおわすか、わかりますか?

 

 答えは緑の囲いの中。

しかし 目を凝らせば この中に、無数の魑魅魍魎がうごめいている。いくつ発見できますか?

 

シイタケ ワラビ 初収穫 初味をいただく。

 

 

 

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