谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

国の命を繋いだ 蚕の守護神 蚕影大神

2017-12-26 18:11:22 | 日々のこと

 今朝の常念辺り 日本海側荒れ模様

我が諏訪社境内の一隅に、忘れられたように蚕影大神の石碑が建ち、今年も門松が飾られた。

「しかのみならず桑とりて 蚕飼い(こがい)の業の打ちひらけ細きよすがも軽(かろ)からぬ 国の命を繋ぐなり」

明治33年に発表された長野県歌の一節である。

 国の命を繋いだ生糸産業は、山国に暮らす農民の命を繋いだ養蚕によって支えられた。

蚕は弱い生物だったらしく、感染により一夜で全滅することも珍しくなかったという。

良い繭ができるように、ひたすら神仏にすがった。

私は蚕の守護神は蚕玉様(こたまさま)と聞いていたから、碑文の蚕影大神(コカゲダイジン)に違和感を覚える。なぜだろう?

調べてみたいと思った。


 

 

 

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昭和も遠くなる

2017-12-25 16:40:01 | 日々のこと

雨あがり 新雪常念

季節外れの暖雨が降って、谷川の岸辺に張り詰めていた氷が、春が来たように溶けた。

うちのひと昭和だからと 異類婚なしたるごとき囀りを聞く (津川絵里子)日本農業新聞 

師走雨 昭和がだんだん遠くなる とおくなる いまきたこの道かえりたい  

 

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5分間の光芒 燕山荘からの光

2017-12-24 20:30:49 | 日々のこと

曇空の下の常念

下界に宵闇が迫るころ、燕山荘付近の雪稜に残照が映える。

目を凝らすと稜線に小さな光点を確認することができる。

落日が山荘の窓ガラスに反射するのだろう、しかし山小屋は風雪や雪崩から建物を守るために、頑丈な装備で覆われると聞いたことがある。然らば窓ガラスの露出など考えられない、だとしたら硬質な外装材からの反射かもしれない。

太陽の傾きにより送られる光芒は太くなり、やがて消える

見え始めてより、およそ5分の儚い光芒である。

ソウル発 ロス行きの機影

 

 

 

 

  

 

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クレオパトラの下着

2017-12-23 20:09:47 | 日々のこと

今朝の常念あたり

逆三角にきらめく星群を クレオパトラの下着座と呼ぶ (笹 公人)信濃毎日新聞 朝の一句

夜の帳が下りた東の空にオリオンはじめ、いくつかの明るい星座が躍動し始める。

この星たちを写す技量を私は持たない、目線を西方に移動すれば五日月だ。

高札?

松本市重文指定を寿ぎ 特大のしめ飾りを奉納

 

 

 

 

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一陽来福 冬至

2017-12-22 16:55:54 | 日々のこと

今朝の紅い常念

日没が一番早くなるのは冬至ではなく、12月初めの1週間ほどらしい。

陽が沈むと、物影から忙しく夕闇が飛び出してくる。

 一陽来福花

 クリスマスの紅い実 西洋ヒイラギ

 

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