天気予報で今日は午後から雨になっていた。でも午前中は雨が降らない見込みだし、しかも日曜日なのでお客さんが多いと期待し、朝から2つの直売所へ安納芋の商品を補充してきた。
なのに、直売所から届いた午前中の売上メールは、2カ所とも「さっぱりの売れ行き」だった。お昼から予報通り雨となり、「せっかく、朝、補充してきたのに。午前中に少ししか売れへんかったし昼からは雨やし、今日はアカン。でも、明日、商品補充に行かんでもエエし、夜なべ作業をせんでもエエし」と開き直っていた。
ところが、15時・17時・最終と時間を追うごとにメールでくる売上数が少しずつ伸びてきた。直売所の在庫数と引取日までの日数、売れる見込み数を勘案し、急遽、明日2カ所の直売所へ商品補充することにした。夕食後の休憩もそこそこに家内にせかされ、重さ・形で1袋に入れる組み合わせを決めたり、売値を決めたり、売値ランク別に補充数を相談したり、ビニール袋に入れたり、バッグシーラーで留めたり、値札を貼ったりの「夜なべ作業」で20袋を作った。
直売所は、我が家の家庭園芸レベルでは栽培や出荷にかかった手間賃を考えるとビジネスではない。でも、「夫婦が一喜一憂したり、会話を弾ませてくれたり、売り上げ予測や値決め作業で頭も使わせてくれたり、選んで買ってくれた消費者が喜んでくれただろうかと気にしてみたり、出荷者や店員さんと交流できたり」など、心豊かに過ごさせてくれる魅力を持っている。
会費を払ってまで参加したい「ゲーム」かも知れないのに小遣いまでくれるのだから、売れ行きが悪くとも「直売所ありがとう」と感謝すべきかも知れない。
「夜なべ」楽しからずや! 待っててや直売所、明日も行くから!