「初詣は神社に参拝」と思っている人が多い。
かつて、お寺の集まりの時、「檀家は正月にどこへ参拝するべきか?」とお坊さんに聞いてみた。明快に「お寺です!」と返ってきた。
田舎では生まれながらにして神社の「氏子」だし、祖先を供養している宗派の檀家でもある。お正月に「神社」に初詣し、「お寺」に参拝する人も多い。
お正月にかかわらず、有名な神社に参詣したり由緒あるお寺にお参りしたりする時、その宗教団体の運営に役員や総代などとして参画できる権利があるかどうか、信者になっているのかどうか、常日頃から信仰しているかどうかは意識しないことも多い。
昔の神仏混合の名残なのか、宗教・宗派を超越した宗教観なのか、元日のお寺のお勤めに参加するとき、いつも気づき自問してしまう。そんな「煩悩」を滅却すべく、お経を唱えてきた。
でかけに家内から持参物確認の声が、
「お経の本、持った?」 「持った」
「式章、持った?」 「持った」
「数珠、持った?」 「忘れてる 持ってきて」