「お好み焼き」を作るとなると、必ず総料理長を任せられる。家内は、材料を準備したり、キャベツを刻んだりの助手となる。
総料理長に指名されても、特別に「お好み焼き」の秘儀がある訳ではない。
作り方は決まっている。
①大きなボールに卵2個を入れて溶いてから、たっぷりのキャベツを入れ混ぜる。
②続いて、お好み焼きの粉をほんの少しだけ入れて軽く混ぜ、全体がしっくりなればOK。水は使わない。お好み焼きというより、キャベツたっぷりの卵焼きと呼ぶ方がいいかも知れない。
③油をひいたフライパンに、2cmぐらいの分厚さにして混ぜた材料を載せ、最後に薄切りの豚肉を上に載せ、蓋をして中火で焼く。
④やや焦げ目ができたところで、フライパンを持って揺さぶりながら、タイミングを見計らって「エイヤッ」と空中に投げて裏返す。
⑤1/2に切れ目を入れてから、お好みソースや鰹節やマヨネーズなどを載せ、底になった豚肉がカリッと焼ければ出来上がり。
フワッフワッ食感の「お好み焼き」が出来上がった。
「お好み焼き風・キャベツの卵焼き」と呼んだ方がいいかも知れない。