お隣のミカン農家の奥さんが、「これっ 採り始めで少しやけど・・・」と「極早生みかん」をビニール袋に入れて持って来てくれた。
ミカン農家:「これっ 日南。ゆら早生みたいに味は濃くないけど・・・」
自分:「ゆら早生 まだ採ってへんの?」
ミカン農家:「今年のゆら早生、酸が抜けていないので酸っぱくて食べられへん」
自分:「もっと樹上においといて酸が抜けるの待ったら・・・」
ミカン農家:「そうしたいんやけど、山のミカン畑なんでアライグマか何かに今でも食べられているんよ。だから、樹に残しておけんのよ」
自分:「イノシシとかイノブタは・・・?」
ミカン農家:「イノシシやったら枝が折られたりするけど、裾の方だけやからアライグマやタヌキやと思う。皮、綺麗に剥いて捨ててあるで」
自分:「そうか・・・ かなわんなあ・・・。ゆら早生 酸っぱくてもかまへん。ミニサイズ、加工に回すんやったら欲しい」
ミカン農家:「酸っぱくて、とても食べられへんで」
自分:「酸が高いかもわからんけど、ゆら早生やから糖も高いはずや。自分の舌は糖と酸を識別できるから大丈夫」
ミカン農家:「酸っぱくても構へんのやったら今度持ってくる」
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頂いたばかりの「日南」を1個食べてみた。
ほどよい甘さで酸が抜けていた。この時期に食べられるミカンとしては美味しかった。
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先日、みかん作り名人が持ってきてくれたのも「日南」だった。今季の「ゆら早生」、いつ頃になったら酸切れするのだろうか・・・