漬け込んでいる「大根の麹漬け(沢庵)」は、必要の都度、手作りした簡易物置のポリ容器から取り出してくる。
大体、1回に3本取り出すことが多い。1本は我が家用、1本は長男家族用、1本は予備で冷蔵庫に入れておき訪問者などに渡したりもする。
沢庵:甘くないサッパリ味とパリパリする歯ごたえが堪らない。
白菜:冷凍庫から必要の都度、解凍して食べている。自分は一味をパラパラとふりかけ醤油を垂らして食べるのが好き。キムチ好きの家内は、口の中が戦争になるほどタップリの一味をふりかけ醤油を垂らして食べている。
・・・両雄 並び立たず・・・
自分が沢庵ばかり食べていたりすると、横から家内が「白菜の漬物の方が美味しいのに」と、あてつけがましく言う。
その都度、「沢庵のサッパリ味、たまらん。白菜も美味しいけど、そんなに一味かけたら白菜の旨みがわからんようになる」と反撃する。
不思議なもので、1つの漬物しか食卓に出ていなけれ2人とも「美味しい」と言いながらほおばるのに、2つの漬物が同時に食卓に並ぶと、会話のバトルが始まったりする。
2つとも精魂込めて手作りした漬物。美味しくないはずがない。
ただ、好みも味覚も人それぞれ。その日の気分によって、嗜好も変わったりする。
「両雄並び立たず」じゃないが、同時に食卓に並べたのが間違いだった。