コロナ禍の中、わざわざ娘が誕生祝を届けてくれた。まさかの「電熱ベスト」だった。
・・・不思議な力?・・・
寒さに滅法弱い自分。「電熱ベスト」の広告を見たとき欲しいとは思ったが、気ままな家庭園芸の自分には高価だし贅沢すぎるとあきらめていた。
そんな気持ちは家内にも誰にも言ってなかった。
高価な物なのに、娘からは事前に「電熱ベスト、持ってる?」とか、「電熱ベスト、着る?」とかの打診もなかった。
どうして察知したのか不思議だった。唯心論者の自分。『きっと目に見えない何かが作用した』と思った。
・・・もらった電熱ベスト・・・
前と後ろにヒーターがついていた。
ヒーターのスイッチは前と後ろが独立していて、それぞれ3段階の温度に設定できるようになっていた。
バッテリーは内ポケットに入れ本体と接続する仕組みだった。USB充電用のケーブルが付属していた。
着てみた。すぐに温かさを実感した。
・・・寒風の中、試してみた・・・
外は、寒風。雪もチラついていたが、着て試してみたくなった。
風を通さない上下のスポーツウェア、頭や耳をスッポリ覆う帽子、手袋、マスクも用意した。
「よし」と外に出た。雪がちらついていたので、止むまでしばらく軒下の椅子に座って待機した。
今年初めての散歩だった。
歩行者・自転車専用道の「ポッポみち(私鉄廃線跡)」を散歩した。始点から終点までは全長5.2kmだが、自分は「ポッポみち」の一部を往復することに。
私鉄跡だけに、曲がりくねった道はない。
いつの間にか、「おむすび」の絵も描かれていた。
目の付近は寒風にさらされたが、体は電熱ベストでポッカポカだった。久し振りに小一時間ほどのブラブラ散歩を楽しんだ。
「電熱ベスト」は体を温かくしてくれただけでなく、寒さで縮こまっていた気持ちまでホットにしてくれた。
ありがとう!!!