9月中旬、コロナ禍で中止していた「町老人クラブ連合会の大会」が、3年6か月ぶりに開催された。
開催日の前日、地区老人クラブである我が青春クラブ会長から、『町議会の関係で時間的に難しそうになってきたので、誰か代わりに参加するよう段取りしてほしい』と頼まれた。急な話すぎたので、ご年配の副会長さんに依頼するのも躊躇し、事務局の自分が参加してきた。
・・・コロナ禍の大会となると・・・
開会時、
「トイレ使用」に関して『混雑を避けるため時間差で利用すること、1F・2Fに分かれること、必ず手洗いを励行すること、備え付けの紙で手を拭くこと』とか、
『咳をするときは、咳エチケットを守るように』とか、
『途中、気分が悪くなった方は速やかに退場して下さい』など、そこまで言うかと思うほど細やかな注意事項の説明があった。
・・・大会では・・・
開会冒頭、全員起立し『亡くなられた会員のご冥福を祈って、黙祷』にはビックリした。
老人クラブ連合会の大会らしいとは思ったが・・・
なぜか、一瞬、場違いな処に来たような気がした・・・
主催者挨拶では、「高齢者は何らかの基礎疾患を持っている人が殆ど。今後も、諸活動は見合わさざるを得ない」と。
議題が「クラブ表彰と個人表彰」だけで閉会したので、アレッと思った。
3年も中止してきた大会。その間は当事者だけで表彰式が行われてきたのに、今回、表彰式だけなのになぜ開催したのかが不思議な気もした。
閉会後、引き続き「お笑い芸人の公演」があった。せめて、「笑ってもらって帰ってもらおう」と気遣いしたのかも知れない。が、その場を後にした。
コロナ禍で3年6か月ぶりに開催された大会。
主催者が細心の注意を払いながらおそるおそる開催した雰囲気が滲み出ていた。何とか一歩を踏み出そうとしたのかも知れない。
大会開催だけでなく、いろんな活動もしたいけど、活動して、もし会員にコロナ感染が拡がったら・・・その苦悩が痛いほど伝わってきた。