家内によると、「今、レタス、高いで!」と。
家庭園芸で栽培した「玉レタス」が収穫期を迎えた。
いつもなら畑で棄ててくるレタスの外葉なのに、「今、高いで!」と聞いただけで、不思議なことに「外葉 棄てたら もったいない!」という気になった。
自然の恵みは、ちょっと世の中の状況が変わっただけで、重宝されたり廃棄されたりするのが宿命。
そんなレタスの外葉を使ってみた
・・・天ぷらにしてみた・・・
レタスの葉を天ぷらにするのは、初めてだった。まして、外葉を使ってなんて・・・
食べてみた。
衣の「カリッ」とした食感が残り、レタスの味わいは「ほのか」にしただけだった。
「これ、レタスの葉やで」と教えてもらわないと、わからないほどの味だった。「ほうれん草」や「シソの葉」の天ぷら同様の食感だった。
でも、色合いは楽しめた。それ以上に、廃棄される外葉が活躍してくれたことが嬉しかった。
・・・焼肉を包んでみた・・・
家内が誕生日やからと、買ってきてくれた上等の「黒毛和牛」を焼いて味噌ダレをつけ、レタスの「外葉」に包んで食べてみることにした。
薄切り肉なので、サッと焼いた。
レタスの葉に包んで食べると、牛肉の脂っこさが和らぎ、「さっぱり」と食べられた。久しぶりにお腹いっぱい焼肉を戴いた。
チシャとかサニーレタスと違って、レタスの外葉は水分が多いしシャキシャキ食感なので、乙な味わいだった。
・・・レタスの外葉・・・・
ご近所さんから鍋ものに入れても美味しいと聞いた。
買った種をまくのを忘れ、常識はずれなんのその、時季外れに「エイヤッ」と種まきしてみたら、見事に育ってくれた「玉レタス」。
おまけもあった。冬場だったしビニールで覆ったのもあって、無農薬で手入れもしなかったのに、病害虫が一切なく、しかも柔らかい葉に育っていた。
そんな「玉レタス」、頑張って育ってくれたご褒美に、外葉も残すことなく食べてあげなくっちゃ!