苺の花が、「おはよ」と言ったような気がしました。
短距離走が中距離走になり、マラソンになってきました。
初めは、コーヒーセットと紅茶セット(飲み物にケーキかパンを付けたセット)だけでした。
それでも20人を超える来店客の対応は、多忙を極めました。
慣れないせいもあったでしょう。
約1か月が経過しました。
裏メニューのお好み焼きも売れるようになりました。
これは、テレビの影響が大きかった。
福島中央テレビの石井アナウンサーが大仰に「これは旨い」と言ってくれたからです。
福島テレビの菅家アナウンサーが、コーヒーセットへのこだわりを伝えてくれました。
普通は、付けるものの名前が先に出ますよね。
コーヒーを先に出すとはコーヒーにこだわりがあるんですね。
とスタジオのアナウンサーが、突っ込みを入れていました。
身を削るような働き方を言われる方がいらっしゃいます。
今日のタイトルは、「削っても時間」です。
削ることで、品質が落ちたんでは意味がありません。
不慣れなゆえの至らなさは仕方がないでしょう。
いずれは改善されます。
しかし、効率を追求するあまり、手抜きをしたんでは客は離れていきます。
我がカフェのお客は、好きなことを言って帰られます。
コーヒーが冷めていた。
甘い、辛い。こうしたらもっと美味しくなる。
全部、真摯に受け止めます。
改善に継ぐ改善となります。
そのうち、「ああ、そうだったのか」となります。
皆さんの知恵を具現化するのが、私達の役目です。
品質は削りようがありません。
削るのは時間とわが身です。
削ったからと言って、時間の長短は変わりません。
智慧と工夫だけが、品質を押し上げサービスの向上につながります。
結果として、実りある時間として、皆さんの懐に落ちます。
時間に追われる毎日です。
けっして効率を追わない。
何かを削ったとしても、長い時間の中のほんの一コマです。
工夫を重ねれば、要領もよくなるし、出来映えも上がるはずです。
削ったとしても、大事なものを失うようでは、時間は後戻りしてくれません。
失敗を恐れない。
多くの失敗と少しの習得です。
こんな体験をさせていただけるなんて、幸せなことです。
我儘なお客様、大歓迎のカフェです。
一人のお客の満足が、結果として大勢のお客を呼ぶことになります。
肝に銘じて働きます。
一粒の 米が立つから ほわほわに
2017年5月2日