故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

マーケットリサーチ

2017-05-03 04:25:44 | プロジェクトエンジニアー

昭島の路地裏の飲み屋さんの前のモニュメントです。
案内するのは、熊の夫婦です。


今日のタイトルは、「マーケットリサーチ」です。
統計手法で行う市場調査のことです。

私は、1年前にこの地に仕事で来ました。
地域のイベントを手伝いながら、地域の人に混じっていきました。
合間に、畑でいろんな野菜作りに挑戦しました。
25種類作って、まともに獲れたのは、じゃが芋、里芋とえごまの三種類でした。
畑に通われる地域の方から、アドバイスをいただき、
うちよりはるかに優れた野菜をいただきました。

出会った人の顔を覚えるために、また私を覚えていただくために似顔絵を描きました。
50代の女性には、恐る恐る渡してきました。

移住して、初めての夏。
研修の合間に十和田湖に行きました。
そこで見た乙女像と若いお母さん。
お母さんは、汗をかきながら子をおぶっていました。
子は安心しきって、横になりながらも眠っていました。

自分が変わろうと思いました。
こうであって欲しいと、空き家の草刈りを始めました。
地域に一軒だけのカフェが、震災後から閉鎖されていました。
地元におられない持ち主と、長い交渉の末借りることができました。

地域の方々から、野菜をいっぱいいただき、調理した美味しいものをたくさんいただきました。
私達には、返すものがありませんでした。
よもぎ、山ごぼうやえごまを入れたパンを焼き、
得意な広島風のお好み焼きを焼き、食べてくださいと配りました。
皆さん、美味しいと言ってくださいました。そして、また野菜をいただきました。

借りたカフェで何を出すか、夫婦で話しました。
自分たちが美味しいと思う「パン」を焼き、コーヒーと一緒に出すことにしました。
美味しいと言ってくれた「お好み焼き」を出しました。

「マーケットリサーチ」済みの商品です。
英語のような方言にも耳が慣れました。
似顔絵も展示しました。
「来たよ」と私と同じ年恰好の年配者が訪ねてくれます。
そして、今日も「きまぐれメニュー」に付き合ってくれます。

こうしたら、ああしたらと、アドバイスをいただきます。
皆さん、危なっかしくて見ていられないのです。
そうして、マーケットリサーチと工夫が始まります。
地域の美味しいものを食べ、話を聞き、自分で味付けをします。
人の話が、大いに参考になります。

カフェ来たよ あんたも一緒 わらいごえ

2017年5月3日
コメント
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