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昭島の路地裏の飲み屋さんの前のモニュメントです。
案内するのは、熊の夫婦です。
今日のタイトルは、「マーケットリサーチ」です。
統計手法で行う市場調査のことです。
私は、1年前にこの地に仕事で来ました。
地域のイベントを手伝いながら、地域の人に混じっていきました。
合間に、畑でいろんな野菜作りに挑戦しました。
25種類作って、まともに獲れたのは、じゃが芋、里芋とえごまの三種類でした。
畑に通われる地域の方から、アドバイスをいただき、
うちよりはるかに優れた野菜をいただきました。
出会った人の顔を覚えるために、また私を覚えていただくために似顔絵を描きました。
50代の女性には、恐る恐る渡してきました。
移住して、初めての夏。
研修の合間に十和田湖に行きました。
そこで見た乙女像と若いお母さん。
お母さんは、汗をかきながら子をおぶっていました。
子は安心しきって、横になりながらも眠っていました。
自分が変わろうと思いました。
こうであって欲しいと、空き家の草刈りを始めました。
地域に一軒だけのカフェが、震災後から閉鎖されていました。
地元におられない持ち主と、長い交渉の末借りることができました。
地域の方々から、野菜をいっぱいいただき、調理した美味しいものをたくさんいただきました。
私達には、返すものがありませんでした。
よもぎ、山ごぼうやえごまを入れたパンを焼き、
得意な広島風のお好み焼きを焼き、食べてくださいと配りました。
皆さん、美味しいと言ってくださいました。そして、また野菜をいただきました。
借りたカフェで何を出すか、夫婦で話しました。
自分たちが美味しいと思う「パン」を焼き、コーヒーと一緒に出すことにしました。
美味しいと言ってくれた「お好み焼き」を出しました。
「マーケットリサーチ」済みの商品です。
英語のような方言にも耳が慣れました。
似顔絵も展示しました。
「来たよ」と私と同じ年恰好の年配者が訪ねてくれます。
そして、今日も「きまぐれメニュー」に付き合ってくれます。
こうしたら、ああしたらと、アドバイスをいただきます。
皆さん、危なっかしくて見ていられないのです。
そうして、マーケットリサーチと工夫が始まります。
地域の美味しいものを食べ、話を聞き、自分で味付けをします。
人の話が、大いに参考になります。
カフェ来たよ あんたも一緒 わらいごえ
2017年5月3日