故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

コンピューターは重かった

2017-05-29 06:50:31 | よもやま話

故郷の島の桟橋です。
ここから旅立ち、また帰って来ました。


今日のタイトルは、「コンピューターは重かった」です。

恩師は出席できないとの連絡を受け、
せめてビデオレターでもと思いコンピューターを持参しました。
広島に着いた後、電源コードが無いことに気づきました。
バッテリーの残量も少ないと妻が確認しました。

ビデオレターはやめて、恩師の言葉をメモ書きしように変わりました。
テレビで放映されたカフェの画像を見ていただきました。
途中で、ビデオは切れました。電源切れでした。

恩師は、私たちへの寸志と手紙を用意されていました。
小躍りするほど嬉しかった。
電源コードは、電気店で買うことにし、恩師の写真を撮らせていただきました。
手紙を読み、写真を見てもらおうという作戦に変えました。

翌朝、コンピューターをリュックサックに入れて大きな電気店を回りました。
DELLの扱いはない。
あっても前の機種のコードであったりして結局手に入りませんでした。
DELLは、購入&メンテナンスサービスはすべてインターネットでの取引となる。
知りませんでした。

恩師へのプレゼントを何か贈りたい。
昔あった「ピカソ」で額縁を買おうと思いました。
記憶はあいまいで、交番で尋ねやっと見つけました。
無用になったコンピューターを運びながら長い距離を歩きたどり着きました。

恩師は、89歳です。
農業の傍ら、油絵を描かれます。
4号の額縁を喜んでくださいました。
絵を描くと言われました。

コンピューターで色々な情報を視てもらおうとしました。
結果、文字と言葉で伝えることになりました。
皆の想像力を掻き立て、却ってよかった。

同窓会に出席できなかった同級生の近況を記した葉書を読みました。
短いメッセージを聴き、皆が感想を声にしました。
便利な世になり、大量の情報を送れるこの頃です。
会って、顔を見ながら話をする。
仕事を休んで、万障繰り合わせ出かけてきました。
コンピュータでは伝わらない空気と臨場感を満喫しました。

誰にも悩みがある。
でもなんとか生きている。
2年後に、また会えることでしょう。

禿げよとも 三つ子の魂 脈々と

2017年5月29日
コメント
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