![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/50/6546f6591c901e277a8cbf5f428a30fd.jpg)
広島稲荷橋の風景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/bd/e6a1bf8a2537bc0514ddf873446331a2.jpg)
二枚目は、小説「さなさん」で描いた、架空の「感謝の碑」です。
島では、「水喧嘩」が絶えませんでした。
同窓会は楽しかった。
大人になった〇〇君にも、XXちゃんにも昔の面影を見た。
出席者13人が、一つの長テーブルを囲み、交互に自分の現在を語った。
驚くような悲劇も、サプライズのような嬉しいことも淡々と語られた。
成功した人も、そうでもなかった人も同窓会では平等だ。
今日のテーマは、「広島風お好み焼き」です。
広島人に言わせると、「広島風」は必要ない。
お好み焼きと言えば、「広島風」に決まっている。
広島では、「広島風」と看板に表記はありません。
会津から広島県出身の方が、わざわざお好み焼きを食べに来られました。
広島県人会に強制入会ですね。ここでも、広島出身者に会うことがあります。
ほとんどが、次男三男です。
福島で嫁さんと出会いそのまま住み付いた「婿」さんです。
広島県出身者の移住は、昔から多いと言われています。
古くは、北海道、ハワイやブラジル。
報道されていないが、北朝鮮にも多くの方が移住されていることでしょう。
お好み焼きは、広島県人にとってソールフードです。
広島に帰ったら、一度は食べます。
特別豪華なものではない。
おばちゃんが焼いてくれるのを見ながら、
「まだか」と思いつつ、つい話をする。
ほとんどが対面商売です。
熱々のお好み焼きを自分の前の鉄板に置いてもらい、
小さなへらで巧みに口に運ぶ。熱々だけど、やけどをしません。
呉で入ったお好み焼き屋さん。
人生初の焼き方を見ました。
焼きそばからお好み焼きに変身するお好み焼きでした。
理由は、味を行き渡せるための工夫でした。
手早く美味しく、実に理屈に合った焼き方でした。
いつか自分でもやってみたいと思います。
広島県人の「なになにしてあげんさい」という高飛車な言い回しが嫌いでした。
きっと、「差し上げてください」の言葉が省略されて「あげんさい」になったのでしょう。
他意はない。古語言葉を田舎風にアレンジしたものでしょう。
この東北で、「広島風お好み焼き」をメニューに載せるに当たり、
一年かけて、200枚以上を焼いて配った。
いただいた野菜のお礼の気持ちでした。
出汁を効かせたお好み焼きは、甘目のソースでくるんで食べます。
本当の美味しさは、出汁にあります。
恐る恐るメニューに載せました。
東北から見ると、広島と九州の区別はつきません。
広島から見ると、東京より北の関東と東北の境がわかりません。
憎き長州。広島も一緒だばい。
そんなところで、「広島風」お好み焼きを売っています。
巨人、楽天ファンが多い土地柄で、
引退した黒田のユニフォームを飾ることを控えていました。
いずれ、「広島風」の記載を取るつもりです。
お好み焼きは、「広島風」に決まっている。
お好み焼きに似た食べ物を世界で食べました。
どれも美味しかった。手を抜いているようでこだわりのある食べ物でした。
戦後、米軍占領(進駐ではない)時代に配給される小麦粉を利用した
簡単にお腹を満たす食べ物でした。
何も気取ることはありません。
お腹空かしのための食べ物です。
ちがうんだ 広島風を 取る日来る
2017年5月30日