われ(お前)、帰ってこいや。というタイトルの絵です。
故郷を出て数十年が過ぎました。
旧友から、声がかかったような気がしました。
今日のタイトルは、「音信不通」です。
同窓会の幹事をやっています。
歴代の幹事から、同窓会名簿が引き継がれていきます。
死亡、行方不明の方が、目につくようになりました。
半世紀の間にはいろんなことがあった。
出欠の案内に返事が返って来ません。
届いていないのかと、確認の電話をします。
忙しくて、返事が出せなかった。
予定が決まらないまま、出せないでいた。
そんなこと知らなかった。
迷ったまま、返事が出せなかった。
出たくないが、理由を考えているうちに日が経ってしまった。
と、理由はそれぞれです。
遠い昔の記憶を辿っても、どんな人だったか覚えていない。
返事が無いのは、幹事泣かせです。
かつて、私がそうだった。
申し訳ありませんでした。
故郷を出て、故郷を想う。
自分の人生に責任がとれるようになって、返事が出せるようになりました。
出欠のあとの近況欄に、少しのコメントが付いてきます。
多忙ではないように感じます。
出席できない理由でもないような気がします。
明確ではないが、出席できない何かがあるようです。
予定が立たない。
電話で確認して納得しました。
予定をやりくりできない。
身内の介護であったり、自分の入院であったりします。
また予定の立たぬ、抜けられない仕事であったりします。
会いたくない。
会っても、話すことがない。
会えない。
と心配します。
半世紀も経てば、経年変化で8割は誰か分からない。
記憶にないから、思い出しようがない。
同窓会は、「自分との出会い」の場であるように思います。
かつての自分であり、今の自分です。
かつての自分は分かりやすい。思い出の中の人柄です。
今の自分は、自分自身が評価するものであり、こうであってほしいと思う自分です。
鏡の中で、笑顔をつくるような行為です。
そのままで良かったんだ。と思うのは、旧友と話し始めてから分かります。
心配は、なんでもなかった。こんな風に思われていたんだ。と気づきます。
たった一日の行動ですが、人それぞれです。
幹事をやって良かった。
改めて、こんなことがあるんだと考えさせられました。
諦めずに、呼びかけましょう。
おんもに、出ておいでよ。
古き今 タイムマシンが あるんだね
2017年5月8日