故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

若いしで遊んどるのはわれくらい

2023-06-12 17:44:14 | プロジェクトエンジニアー

小菅の蕎麦です。
難しいことは考えない。
ちゃんちゃらちゃん。


今日のタイトルは、「若いしで遊んどるのはわれくらい」です。
草刈を頼まれたよ。と話した。
床屋をやっている同級生がしばし考えて、言いました。

皆さん意味が分かりますか。
「若いし」って何歳まで?
確かに、「若いしみたいに、スピード出すな」と妻から注意されました。
「遊んどるとは」は、なにもしていないと言うことみたいです。

朝遅く畑に出ると、
草刈機をぶんぶん回しているのは、見た感じ先輩ばかりです。
畑の近くのスーパー農道を散歩している方々も先輩達のようです。
「若いし」の意味は、想像できた。

管理を任されている畑の先輩(94歳のおばさま)が、お礼にお金を置いていかれます。
受け取れませんと返すと、「この方が軽くてよいのだが」と情けなそうです。
老人車でビールやなにかお礼を持ってくるのは、重い。
しばし話されて、私達が焼いたパンとジャムを車のかごに入れました。
帰ったら忘れないで、取り出してね。
私やっ、そこまでぼけとらんと怒られます。
すみません。

同窓会の幹事をしている同級生が、最近ガードマンとして働き始めた。
あなたは農業かなんか?
「遊んでいる」と答えました。
耕作放棄地の草刈をしているとは、言えませんでした。
理解してもらえないような気がしたからです。

「若いしで遊んどるのはわれくらい」だから、草刈を頼みやすい。
釈然としませんが、ここはここです。

2023年6月12日
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お先です

2023-06-10 10:05:44 | よもやま話

絵のタイトルは、「鳴門海峡夕景」です。
松山を通過した時は、ガソリンは半分ほど残っていた。
どこかで入れようねと高速道路を走っていた。
「これから先は、当分ガソリンスタンドはありません」の警告を見逃した。
「お先にどうぞ」と後続車に道を譲り、淡路島の神戸寄りのスタンドでやっと入れた。
夕景は、不安でしょうがなかった。
今晩泊まるところがない旅人にとって、灯の下の団らんは堪らない。


まさかの4連勝。
昨日のカープもハラハラドキドキの試合でした。
日本ハム戦もロッテ戦も、皆が出来ることを一生懸命やっていた。
精一杯の球を投げ、精一杯ひっぱたく、どちらが良いかは時の運。
そんな試合を続けて見ています。

今日のタイトルは、「お先です」とは、昨日西川選手が適時安打を打ち、
秋山選手が打つ前に、言った言葉です。
刺激を受けた秋山選手も適時打を続けて打った。
秋山選手が、西川選手に見たかと合図を送っていた。

「お先です」
三人の独身女性はいつも一緒に遊んでいた。
1人が、「お先です」と結婚した。
見合い話を断り続けていた二人はすぐに続いた。
それまでの「ああでもない、こうでもない」は何だったのか。

「お先です」
車列に割り込んで、ハザードランプをつけて、譲ってくれた後続車にお礼をする。
いつからこんなマナーが始まったのか。

長い闘病生活に別れを告げて、
「お先です」
そんな風に逝きたい。
送る者に、今更、「ああでもないこうでもない」と言い残さない。

2023年6月10日
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至福の時は案外短い

2023-06-09 09:13:56 | よもやま話

「果てなき乙女心」が絵のタイトルです。
自分の目に狂いはなかった。
そういうことにしましょうね。


今日のタイトルは、「至福の時は案外短い」

残っているトロ芋の皮を丁寧に剥き擂る。
納豆に味噌汁を少し入れ擂ったトロ芋も入れ混ぜる。
残った煮ものと天ぷらを弱火で温める。
やはり残り物の大根と人参の酢の物のラップを外す。
塩こうじに漬けた大根と胡瓜を取り出し、水洗いし口に入れる大きさに切る。
自前のドレッシングで和え、鰹節を振る。
ジャガイモに榎茸とあげを加え、味噌汁にする。
朝早く炊きあがっているご飯に少し水を加え二度炊きします。
ふっくらご飯になります。
これだけで、一時間以上かかります。

ところが、食べるのは15分です。
朝ドラの間に食べ終わってしまいます。
美味しいねも、一瞬のことです。

恋愛も、「ああ、いいな」と一瞬の眩暈です。
それからの長いこと。
共に白髪まで行けば、幸せです。

ところが、遊ぶにも働くにも、長ーっく付き合えるものを見つけました。
ものづくりです。
例えば、農業。
種を植えました。
蝶々が寄って来て卵を産み、地中にいる根きり虫に茎をぷっつん切られます。
豆なら蔓が伸びてきて支えの竹を準備する。
葉物なら、鳥に突かれないよう網をする。
この辺りのカラスは、ジャガイモを掘り出し、皮だけ残し食べてしまいます。
今年の出来はよくないな。
来年リベンジです。
土から作ろうかとなります。
イノシシや鹿に、顔の見えない人であったり、収穫までのライバルは無限です。
収穫後だって、虫に食われ、寒さにやられます。
長い長い。
そして、草を二週間ごとに刈り、面倒です。

神様にお供えする物が今年も採れた。
お神酒で祝い、おすそ分けで生き延びる。
森羅万象、一瞬のためだけに生きています。

2023年6月9日
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収穫即料理

2023-06-08 07:07:53 | よもやま話

絵のタイトルは、「憧れ一献」です。
小さな積み重ねが、幸せを呼んでくる。
やってよかったなと、小さくてもよい嬉しい収穫です。


今日のタイトルは、「収穫即料理」です。
やっとの思いで、気がかりだった草刈を済ませた。
キウイの摘果もできた。
昨年は、キウイの管理を任せていただいたときは、夏過ぎでよく分からなかった。
出来た小さなキウイの実は、黄色くて思いのほか甘くて驚いた。
畑を任せて下さった老人と友人に持って行ったら、喜んでくれた。
今年は、もっと大粒のキウイが食べたいとの希望を叶えるため早めに摘果した。

冬に植えた玉ねぎとにんにくと、春先に植えたジャガイモを収穫できた。
ジャガイモには石灰をやらなかったので、肌つやが良い実を収穫できた。
玉ねぎもにんにくも肥料が足りず、近所の方がくれた赤い玉ねぎの1/3であった。
友人に教えてもらった発酵牛糞を今年は入れようと思った。

いつものように、冷蔵庫の残り物で朝ごはんを作り始める。
間引きの小さな人参に牛蒡、筍、竹輪、あげと豚肉を入れて炒めた。
生姜、にんにく、我が家の唐辛子に酒、味醂、醤油に出汁を加えて味付をした。
炒めたものを、炊きあがったご飯に混ぜ、保温から二度炊きした。

冷凍のなめこを味噌汁の具にし、味を見て甘めの採れたての玉ねぎを加えた。
これで、簡単朝ごはんは完成である。
妻が朝どれのブルーベリーを台所にいる私に手渡す。
ブリーベリー入りのヨーグルトがデザートとして加わった。
赤玉ねぎをスライスにして、鰹節と醤油でいただく。

こんな風に、刻々と変わる朝ごはんです。
あれが有ったらと、畑に行き調達し、朝どれのものが加わる。
草刈の疲れが、癒される。
畑から帰ってきた妻の喜ぶ顔が見られるとよいな。

2023年6月8日
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草刈アレルギー

2023-06-07 09:53:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「ぴょんぴょん」です。
出来る訳もなく、すり足だろうが背筋をしゃんと歩きましょう。


雨上がり 草どんほって 皿洗い

今日のタイトルは、「草刈アレルギー」です。
草刈のことが気になると、寝られないことがあります。
毎日やっていれば何でもないことなのですが、雨季はやったりやらなかったりです。
毎朝、タンク一杯の草刈を続けるコツなのです。

適度な運動や環境美化の活動は、範囲を越えない限り楽しいことです。
島に移住して、耕作放棄地の多さに胸を痛めました。
自分にできることならと、できなくなった年配者に替わり草刈をしています。
この時期は、雨と晴が交互に来て、植物の成長を著しく促します。
緑が多くてよいなと思えるのは、新緑の季節までです。

この時期になると、切られなかった枝が、農道にはみ出し車の通行を妨げます。
冬には見えた山から見えた絶景が、緑の壁で塞がれます。
畑も草で覆われ、入ることも困難になります。

草刈は、大変な作業ではありません。
50cm以上に伸びた草は、3回くらいに切り分けます。
草刈り機の回転刃に巻き付かない程度の長さに、順に切っていきます。
数時間の作業できれいになるから、農作業としては楽な方です。

畑を耕すと、小さな芽と根をおこすため、1カ月は草刈が猶予されます。
草を刈っても、2週間で元通りです。
どんな健康被害が起こるのか分からないので、除草剤は使いません。

草との格闘は、晩秋迄続きます。
別にやらなくても、昔の自然に戻るだけです。
猪の棲み処が、民家の近くにできるだけです。
草刈は、害獣を山に戻す橋頭保です。
人間が勝手に決めた境界線です。
義務感はありません。
そうしたいからやっているだけなんです。

2023年6月7日
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