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以前臓器移植の記事をアップしたことがあり、その記事の元になった「移植された記憶」の中に出てくるスペイン人のレシピエントが知るはずないドナーから移植された英単語の記憶が何であったのか?
どーにも気になって仕方ない。
今日合間の時間をその調査に費やしてしまった。
確か「コパスティック」であったように記憶しているが“copastic”だと店に関連した情報ばかりで、その意味についてはは全くわからず、“copastic”が正しいかどうかもわからない。
携帯辞典でも「【copastic】に該当するページが見つかりませんでした」と表示される。
gooの辞書で調査を進める。
該当するものがなかったのかいくつかの検索候補をサジェストしてきた。
“copacetic”で調べてみた。
[形]((米略式))
1 りっぱな, 申し分のない;間違いのない.
2 オーケー, よろしい.
という意味の単語が古語として存在することがわかった。
しかし、スペイン人のレシピエントに移植された記憶の英単語かまだ確証がなく、さらに調査を進めた。
すると遂に発見。
【具体事例】
ケース、その1。
アメリカのミシガン州郊外に住む、結婚三年目のグレンダとデビットは、近所でも評判の仲の良い夫婦であった。
しかし、それでも時には、口げんか程度のことはした。そして、その仲直りのための暗号のような言葉が、『コバスティック( Everything is copacitic )』であった。
「ごめんよ。僕らは、コバスティックのはずじゃないか」
これが、二人の仲直りのために交わされる暗号の言葉であった。
この言葉は今日のアメリカでは、ほとんど使われない「スラッグ」であるという。強いて日本語に訳すならば、『 二人はいつも順調 』という意味になる。
しかし、その二人に、突然の不幸が訪れた。
1989年のある日のことであった。
夫婦は、共通の趣味であるドライブを楽しんでいた。デビッドは50年代のロック音楽が好きであった。カーステレオからは、お気に入りのフィフティズの音楽が流れていた。
だが夕食をステーキにするか、或いはシーフードにするかで、おきまりの口げんかが始まった。車内には、沈鬱な空気が漂っていた。
そして、グレンダが先に謝ろうとして、『コバスティック』と言いかけたその時、二人の車は、センターラインを越えてきたトラックと正面衝突した。
グレンダは重傷であったが、なんとか助かった。しかし、デビッドは死んでしまった。
グレンダは、最後の仲直りが出来なかったことを悔やんだ。
その二年後のことである。グレンダは、デビッドの心臓が移植されたある青年と会うことが出来た。
それは心不全に苦しみ、南米から移住してきた青年、カルロスであった。彼は、まだ母国語であるスペイン語しか話せなかった。
そこで彼の母親が、通訳を行った。
カルロスは移植された心臓の上に、グレンダの手を導いた。
するとグレンダの口からは、ふと思い出の言葉が口をついて出た。
『コバスティック』
この言葉に、二人は驚きの表情を示した。理由を聞くとカルロスは、心臓移植を受けて以来、何も意味が分からずに「コバスティック」という言葉を口にするようになったのだという。
つまり、スペイン語しか知らないカルロスが、グレンダとデビットしか知らない暗号の言葉を、突然しゃべるようになったのである。
グレンダは心臓移植と同時に、デビットのこころまでもが移植されたのではないかと思い、それ以外にも何か変わったことが起きていてないかと尋ねてみた。
するとカルロスは、自分が「生まれ変わった」ように感じると言うのであった。
以前のカルロスは、
○菜食主義者で、
○聞く音楽はヘビーメタル、
○内向的で友人も少なく、家の中に閉じこもりがちであった。
ところが、心臓移植をした後は、ステーキなどの肉料理が好きになり、音楽の好みも明るい五〇年代ロックに変わり、服装の趣味も変わった。
して、よく友人とドライブに出掛けるようになった
つまり、カルロスの趣味や好みが、臓器提供者のデビッドと同じものに変わったのである。
さらにカルロスは、明るい光が、自分に突進してくる夢を、手術後、繰り返し見るようになったとも言う。
グレンダもまた大型トラックがヘッドライトを光らせて、自分達の車に突っ込んでくる場面を、繰り返し夢で見ていたのであった。
カルロス本人には、心臓の提供者は事故死した白人男性であることは伝えられたが、それ以外のことは何も伝えられていなかった。従って、デビッドのことは、まったく知らないはずなのであった。
長くなりましたが、調査の甲斐あり、臓器移植に記事のきっかけとなった事例を入手することができ、またキーワードとなった“copacetic”への記憶の刷り込みも充分なものになりいい勉強になりました。
以前臓器移植の記事をアップしたことがあり、その記事の元になった「移植された記憶」の中に出てくるスペイン人のレシピエントが知るはずないドナーから移植された英単語の記憶が何であったのか?
どーにも気になって仕方ない。
今日合間の時間をその調査に費やしてしまった。
確か「コパスティック」であったように記憶しているが“copastic”だと店に関連した情報ばかりで、その意味についてはは全くわからず、“copastic”が正しいかどうかもわからない。
携帯辞典でも「【copastic】に該当するページが見つかりませんでした」と表示される。
gooの辞書で調査を進める。
該当するものがなかったのかいくつかの検索候補をサジェストしてきた。
“copacetic”で調べてみた。
[形]((米略式))
1 りっぱな, 申し分のない;間違いのない.
2 オーケー, よろしい.
という意味の単語が古語として存在することがわかった。
しかし、スペイン人のレシピエントに移植された記憶の英単語かまだ確証がなく、さらに調査を進めた。
すると遂に発見。
【具体事例】
ケース、その1。
アメリカのミシガン州郊外に住む、結婚三年目のグレンダとデビットは、近所でも評判の仲の良い夫婦であった。
しかし、それでも時には、口げんか程度のことはした。そして、その仲直りのための暗号のような言葉が、『コバスティック( Everything is copacitic )』であった。
「ごめんよ。僕らは、コバスティックのはずじゃないか」
これが、二人の仲直りのために交わされる暗号の言葉であった。
この言葉は今日のアメリカでは、ほとんど使われない「スラッグ」であるという。強いて日本語に訳すならば、『 二人はいつも順調 』という意味になる。
しかし、その二人に、突然の不幸が訪れた。
1989年のある日のことであった。
夫婦は、共通の趣味であるドライブを楽しんでいた。デビッドは50年代のロック音楽が好きであった。カーステレオからは、お気に入りのフィフティズの音楽が流れていた。
だが夕食をステーキにするか、或いはシーフードにするかで、おきまりの口げんかが始まった。車内には、沈鬱な空気が漂っていた。
そして、グレンダが先に謝ろうとして、『コバスティック』と言いかけたその時、二人の車は、センターラインを越えてきたトラックと正面衝突した。
グレンダは重傷であったが、なんとか助かった。しかし、デビッドは死んでしまった。
グレンダは、最後の仲直りが出来なかったことを悔やんだ。
その二年後のことである。グレンダは、デビッドの心臓が移植されたある青年と会うことが出来た。
それは心不全に苦しみ、南米から移住してきた青年、カルロスであった。彼は、まだ母国語であるスペイン語しか話せなかった。
そこで彼の母親が、通訳を行った。
カルロスは移植された心臓の上に、グレンダの手を導いた。
するとグレンダの口からは、ふと思い出の言葉が口をついて出た。
『コバスティック』
この言葉に、二人は驚きの表情を示した。理由を聞くとカルロスは、心臓移植を受けて以来、何も意味が分からずに「コバスティック」という言葉を口にするようになったのだという。
つまり、スペイン語しか知らないカルロスが、グレンダとデビットしか知らない暗号の言葉を、突然しゃべるようになったのである。
グレンダは心臓移植と同時に、デビットのこころまでもが移植されたのではないかと思い、それ以外にも何か変わったことが起きていてないかと尋ねてみた。
するとカルロスは、自分が「生まれ変わった」ように感じると言うのであった。
以前のカルロスは、
○菜食主義者で、
○聞く音楽はヘビーメタル、
○内向的で友人も少なく、家の中に閉じこもりがちであった。
ところが、心臓移植をした後は、ステーキなどの肉料理が好きになり、音楽の好みも明るい五〇年代ロックに変わり、服装の趣味も変わった。
して、よく友人とドライブに出掛けるようになった
つまり、カルロスの趣味や好みが、臓器提供者のデビッドと同じものに変わったのである。
さらにカルロスは、明るい光が、自分に突進してくる夢を、手術後、繰り返し見るようになったとも言う。
グレンダもまた大型トラックがヘッドライトを光らせて、自分達の車に突っ込んでくる場面を、繰り返し夢で見ていたのであった。
カルロス本人には、心臓の提供者は事故死した白人男性であることは伝えられたが、それ以外のことは何も伝えられていなかった。従って、デビッドのことは、まったく知らないはずなのであった。
長くなりましたが、調査の甲斐あり、臓器移植に記事のきっかけとなった事例を入手することができ、またキーワードとなった“copacetic”への記憶の刷り込みも充分なものになりいい勉強になりました。