地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

はんこ

2005年12月06日 | Weblog
旧市街にあるハンコ屋さんでハンコを作ってもらいました。



日本のガイドブックや、現地で配布されている日本語のガイドブックにも登場する有名なお店です。
私が行ったときはフランス人の観光客グループが名前を彫ってもらっていました。
お店のおじさんは自慢げにそのガイドブックなどを私とフランス人に見せて、「この写真のときと同じズボンはいてるんだ~」などと言ってました。
あ、ほんどだ。そのストライプのパジャマ風ズボン。。。

私は特に自分の名前入りのを作ろうと思って行ったわけではなく、プレゼント用にすでに出来上がったものを買おうと思っていたのですが、待っている間サンプルを拝見。本当にたくさんのデザインがあります。

どうやらお客さんが注文したものをペタペタとスタンプしてそれをサンプル帳のようにしているらしく、日本人の名前もたくさんありました。
ちょっと気になったのは、日本人の住所・氏名が刻まれたハンコがたくさんあったこと。
きっと観光客が記念に作って持って帰ったのでしょうが、みなさーん、気をつけないとベトナムで個人情報流出してますよー。

既製品購入ついでにやっぱり自分のも作ってもらおうかなと思い、サンプルの中から蓮の花のを選びました。
ほんとはもっとじっくり選んでも良かったのですが、安いのでまた作ればいいやと思って。
紙に名前を書くと、おじさんはそれを見ながら器用に裏文字で下書きを書きます。さすがプロ。
そしてちゃちゃっと彫って完成。
図柄はすでに彫ってあり、名前を彫るだけなのでその間1分ぐらい。
また今度ゆっくり来てお気に入りの図柄を選びたいと思います。


さて、ハンコを購入し、スーパーで買い物し帰りがてら、西洋人のおじさんに道を聞かれました。
おじさんはどうやら英語が話せないらしく、地図を見せて指差します。
地図には"New Century"と書いてあります。

New Century, New Century...どこかで聞いたような…。
ああ!ディスコではないですか!
おじさんったらわりと年配な感じなのにディスコに行こうとしてるのですね。
「今夜行こうと思うんだよ~」とご機嫌です。
すぐそこなので、私の超さびついたフランス語で現地までご案内。(おじさんはフランス人でした)

英語ができないおじさんは、私の超さびさびフランス語に大喜びし、色々聞いてきます。
「ここにも行きたいんだけど、知ってる?」と地図をまた指差します。
知らないお店の名前でしたが、おじさん曰く「ここもディスコらしいんだよ~」
…。そういう下調べはすごいっすね。

なにやらおじさんは15日間ハノイに来ていて、仕事はというと、とある植物からオイルを作るうんぬん言ってましたが、私のフランス語力ではそれ以上は理解できずでした。
私の仕事も聞かれましたが、英語でも説明するのがややこしいのに、フランス語ですか…。
限られたボキャブラリーを駆使してなんとか説明しましたが、通じてないかも。。。

近頃、英語と日本語以外の環境ではとにもかくにもベトナム語が頭に浮かんでしまいます。
「行く」という超基本単語"Aller"すら、一瞬ベトナム語で"Di"と言いそうになるし、あろうことか"Non"さえもベトナム語で"Khong"と言いそうになるのです!
そもそも私のベトナム語は入門レベルなのに、過去にあんなに一生懸命勉強したフランス語も中国語も、今ではベトナム語に取って代わられようとしています。(涙)
恐るべし、ベトナム。

私のブルーな気持ちをよそに、さらにおじさんは「あの建物は何?」とか余計なことを聞いてきます。
「え~と、え~と、、、、国立図書館です!」
とっさにフランス語で「図書館」という単語を思い出した自分を褒めてあげたい。ベトナム語の「図書館」がまだ頭に入っていなかったのが幸いしたのね。(レベル低くてすんません)

こっちにいる間にフランス語習いに行こうかしら。
私の前任者はハノイでフランス語教室に通っていたらしいので、近くにあるはず。
それにハノイにはフランス人いっぱいいるからきっと会話の練習もできるわ。
ベトナム語なんかできたって、将来応用が利かないのです!

と言いつつ、今日もせっせと越英辞書で単語を調べて自習する私。
だって市場でリベンジ必要なんだもん。。。