地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

カミーノにあしあと (移動編)

2010年08月18日 | Weblog
無事にサンティアゴ巡礼の旅を終え帰国しました。
これから旅の記録をぼちぼち綴っていきます。


【移動日】6/24(木) 大阪→Amsterdam→Bordeaux
早朝家を出て、関空へ向かう。
以前は京橋からJRの関空快速に乗っていたが、転居後初めて天下茶屋回りで南海を使ってみることに。(そっちの方が安くて速いみたい。)
リュックの重さは結局9kgぐらいになってしまったのではないだろうか。重い…。

午前6時半の南海天下茶屋駅。
ホームで関空行きの電車を待っていると、隣のホームに到着した電車から降りてきた男性2人がいきなり殴り合いのケンカを始める。
う~ん、さすが天下茶屋。濃いわ~。
この前から住吉大社や新世界へ行くためにこの界隈に慣れておいてよかったわ。
それでも若干治安に警戒しながら電車利用してるのに。(ここは本当に日本ですか?)


関空で朝食。高い…。しかも喫煙OKなお店だった。

売店で携帯電話の海外用充電器を購入。
事前に買っておけばよかったのに持ってなかったので、小さいけど重い変圧器がリュックに入っている。
さて、もはや不要になった変圧器をどこでどうやって捨てようか?


飛行機は定刻通りAmsterdamへ向け出発。
久々の長時間フライトで体力的にとてもきつい。
最近近距離のアジアしか行ってなかったからな~。
隣の席の日本人のおばちゃんに機内のオーディオ操作を教えたり、世間話をしながらなんとか時間をもたせる。
あとはひたすら寝る。(おばちゃんに「若い人は良く寝られていいわね~」と言われる。)
それでも暇だったので、「アリス・イン・ワンダーランド」を観る。


無事にAmsterdam到着したものの、Bordeaux行きの便への乗り継ぎ待ち時間が5時間!
超暇なので、さして大きくもない空港内をウロウロ徘徊。
この段階で絶対に買えないけどお土産物も物色。


オランダらしく、木靴やチューリップがたくさん売られている。






ちょうどワールドカップの時だったので、サッカーグッズの売店も。
良く見るとJAPANもある。





こちら、顔ハメマニアのA先生のためだけに、恥をしのんで写真に収めました





それにしても5時間待ちは長い。
本を買おうかとも思ったけど、これから始まる巡礼のことを考えると荷物を増やすわけにはいかない。
ガイドブックも重いので持ってこず、ちょっとした冊子程度のものしか手元にないけど、それで我慢。
Amsterdamの空港内には、リクライニングチェアーがあるので、そこで横になりしばし仮眠を取る。


ようやくBordeauxに到着したのは、22:00過ぎ。
まだ外は真っ暗ではなく、夕暮れ時だった。
タクシーでSt. Jean駅前のホテルへ向かう。
運転手さんはスキンヘッドだけどとてもフレンドリーな若者。
日本の癖でうっかり車の左側から乗車しようとしてしまい、「あっちから乗って」と言われる。

空港と市内を結ぶ高速道路の風景って、どこの国も大体同じだよね。
ハノイでは以前、牛が横切ったりもしてたけど、今はガードレールでブロックされてたと思う。

駅前はカフェがたくさんあり賑わっていた。
ホテルの入口の前に車をつけられないとのことで、近くに停めて運転手さんが親切にも徒歩で案内してくれた。


ホテルは本当に駅の真ん前だった。
そして、フロントに座っているおじさんは、いきなり英語NGだった。
はぁ~(ため息)、久しぶりのフランスやなあ。

部屋から駅が見える。




明日は7:27の列車に乗らないといけないので、今日はさっさとシャワーを浴びて寝るだけ。
朝食は一応6:00からと聞いてるけど大丈夫かなあ。
駅が目の前とはいえ、乗り遅れたらどうしようと不安を覚えつつ就寝。(乗り遅れても次の列車のチケットを買えば済むことなんだけど。)

明日からはアルベルゲ(巡礼宿)生活になるので、ホテルのアメニティーなど楽しむ。
石鹸は何かの時のためにもらっておこう。(←巡礼開始前からすでに巡礼者らしくケチくさくなっている。)


夜中に英語を話す集団が異常に騒いでいてうるさかった。
どこかの部屋の人が “Please be quiet!” と英語で叫んでいたが、彼らには聞こえちゃあいなかったようだ。
発音からして、騒いでいたのはアメリカ人の集団のような気もしたが、分からない。