地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

じゃかるたなう

2012年01月11日 | Weblog

無事にジャカルタへ到着した。

今日は仕事初日なので早く帰らせてもらえたこともあり、早速情報をアップ。
ホテルのインターネットは意外なほど、速い。

寒い日本を出発し、乗り継ぎでシンガポールに降り立った途端、蒸し暑い。
今は雨期なのでシンガポールのお天気も悪い。

シンガポールからジャカルタまではほんの1時間ちょっと。
ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港は思っていたより全然古かった。
もうちょっと発展してると思ったんだけど。

入国審査もImmigrationと書かれておらず、真ん中をインドネシア人専用の歩くエスカレーターが突っ切っていて、なんだかよく分からない作りになっている。
とりあえず"1. Visa on Arrival 2. Foreigners"と書かれた窓口に並んでみた。
ビザはもう持ってるんだけど、ビザを取得する窓口は別にあったようなので、ここがいわゆるイミグレか?

3つあった窓口のうち、真ん中のひとつの係員がよさそうだ。
パッカー風の日本人らしき男の子とにこやかに話をしている。
(この男の子は何かビザの問題があるような感じだけれど。)

自分の番が来て、このにこやかなお兄さん係員のところになったのでラッキーと思っていたが、あのパッカー風男子にはあんなにもフレンドリーだったお兄さんが、私の時は無表情だった。

なんで???

釈然としないまま、無事入国審査終了。
入国審査では顔写真を撮られたが、あると聞いていた指紋採取はなかった。
システムが変わったのか。

入国審査を終えると無事にお迎えの旅行会社の人に会うことができた。
前任者その他事務所の人によるお迎えはない。
ジャカルタは渋滞がひどく、場合によっては空港に行くのに何時間もかかるから、お迎えには来ないと前任者にあらかじめ言われていたからだ。
お迎えの人はジャカルタ在住のご婦人で、色々とお世話を焼いてくれるので助かった。
関空で両替したルピアの紙幣が大きかったので、レンタカーのカウンターで両替してくれた。
ホテルでのチップについても彼女に教えてもらった。
こういうことは、ガイドブックではなく直接現地の人に聞くべし!
(過去、フィリピンで「地●の歩き方」情報を鵜呑みにしてえらい目にあった。)


空港からの車には旅行会社の人は乗らず、運転手と私のみ。
最初に挨拶しただけで、その後一切会話なし。
たぶん、英語は全くできない。
こっちもインドネシア語は入門編な上に、年末年始はバタバタして全く勉強してなかったので、頭からすっかり抜けてしまっている。
運転手さんがラジオすらつけないので、なんとも気まずい乗車だった。


雨が止んでいたため渋滞がなく、スイスイ走って30分ちょっとでホテルに到着。
もう通勤ラッシュも終わった時間帯だし。
ホッ、よかった。
これが1時間、2時間の乗車だったらもっと気まずい。

窓から夜のジャカルタの風景を見ていると、確かに大型ホテルやショッピングセンター、高層ビルなどが見えマニラと似ているが、マニラの方がもうちょっと明るかった気がするなあ。
途中の道の暗さはハノイを思い出させる。
もっともハノイも今ではもっと発展して明るくなっているのかもしれないが。

ホテルに到着すると、待ち受けているはずの前任者が来ていない。
仕方ないのでチェックインの手続き。
このホテルにはとりあえず2週間分の宿泊予約を入れているのだが、フロントスタッフが朝食クーポンやランドリークーポンに日付と私の名前を手書きしている。
そう、14枚分すべて…。

私のように2週間とかそれ以上滞在する人だっているだろうに、毎回手書きですか…?
今日チェックインって分かってるんだから、あらかじめ暇な時間に書いておくとか、コピーで代用できるようにするとか、そういう工夫はないんですね。
前任者が来ていないあたりも、ここではインドネシア時間が流れていることを実感。
ちなみに前任者は私が部屋に入ったあとに到着し、無事に会うことができた。



さて、ホテルの部屋はこんな感じ。







一見とても素敵に見えるかもしれないが、よく見ると作りは粗い。
4つ星だしぃ。

一応お湯はちゃんと出たのでよしとしよう。
タオルやバスローブが若干ぼろいとか、水が濁ってるとか、テレビの映りが悪い上に一度電源を切るとすべてリセットされてしまい、次にテレビをつけた時には元々見ていたチャンネルに戻らないとか、チャンネルの番号を押してもそのチャンネルに飛べなくて、ひたすらチャンネルボタンの「+」または「-」を押し続けないといけないとか、NHKが入ってないとか色々あるが。

その日は疲れたのでお風呂に入っておとなしく就寝。


翌朝、明るくなった外の景色を撮影。

これは何の建物かな?




高層ビルがそびえる。
建設中のも。




テニスコートはこのホテルのものか?





着いたばかりでまだ全く方角も分からない。
初日の朝は前任者がホテルまで迎えに来てくれるはずだったが、なんと体調不良のため欠席。
夕べ会った時は元気だったが、そのあとダウンしたらしい。
そしてどうやら食中毒らしい症状。
う~ん、侮れないよインドネシアも。

今日は1日ブリーフィングを受けたり、スタッフに自己紹介したり、なんだかんだしていたが、前任者が食中毒で休んでいるため、肝心の細かい引き継ぎは受けられず。
明日もまだ出勤できないかもしれないとのこと。

初日だし、徒歩でホテルまで帰るので外がまだ明るいうちに退散。
事務所の向かいに「そごう」があるので、地下のフードコートでお持ち帰り。

ここで実感したのは、「インドネシアでは英語が通じない」こと。
フードコートでテイクアウトしたいと伝えるだけで、えらい労力を要した。
「持って帰る」とか言うインドネシア語まだ習ってないし。
「家で食べる」と言いたかったが、「家」と「食べる」という単語は知っているが、肝心の「で」ってなんだったかな?
下手すると「家を食べます」になってしまうので、困り果てた。
最終的に店員は「テイクアウェイ」という英語は知ってるようだったので、それで解決。

で、やっと通じたと思ったら、何やら言ってきた。
もちろんインドネシア語だ。


…分からん。

お互い全く分からん。

奥から別の店員が出てきて、「エンプティー」とか言い出したので、その商品は売り切れだということを理解。
だったら「ノー」でもいいからさあ、もうちょっと分からせる努力してよ、最初の店員さん。

仕方ないので別のものを注文。
それがこちら。



ナシ=米、アヤム=鶏ということは分かっていたので、ナシアヤムなんとかってのを注文したのだ。
ご飯の上に鶏肉を割いたものと、煮卵と、厚揚げが載っている。

それとは別に袋に入った液体状のものが2個ついてきた。
これはスープなのか、おかずなのか?

一方の黄色っぽいものは液体オンリーで、ココナッツの味がした。
タイのグリーンカレーに近いと言えば近いが、「しょっぱいココナッツ味のスープ」と言った方が正しいかも。

もう一方の赤い液体は、中に大根みたいなものが入っていて、甘辛い味付け。
こっちはご飯の上にかけて食べるのかな?

まあ、まずいとまでは言わないが、予想通りの感じだ。
フィリピンよりはおいしいか、同じくらいか。
それより初日からいきなりフードコートの食事で私のお腹は大丈夫だろうか?

ちなみにホテルの朝ごはんもイマイチ。
お粥もインドネシア風はまずかった。
明日以降の食事も思いやられる。
食事がまずい国で果たして自分はがんばれるのか?
1日も早くアパートに引っ越して自炊がしたい!


ジャカルタはマニラに匹敵するぐらいの大都会だ。
事務所の前のそごうも立派なショッピングセンターだが、他にもいくつもある。
ここはマニラで言うところのマカティ地区のように、とてもきれいなビジネス街だ。

でもやっぱり事務所からホテルまでの道は、きれいに舗装された大通りとガタガタに崩れた歩道の脇に物売りが座っている道が混在する。
中流層が増えているとはいえ、絶対的な貧富の差は存在する。

ちなみに今日事務所の人から聴取した限りでは、治安は少なくとも「マニラよりはマシ」みたいだ。
そうであることを祈る。
一応フィリピン同様に、ホテルはショッピングセンターに入るときは手荷物検査があり、金属探知機を通る。
若干形だけのセキュリティチェックな部分もあるが、インドネシアもテロが多い国だからね。

でもイスラム教徒が多いので、基本的には親切な人が多い、と信じたい。
街からは定期的にアザーン(礼拝の呼びかけ)が響く。
事務所内にもお祈り部屋がある。
女性スタッフはスカーフをかぶっている人とかぶっていない人が半々ぐらいか?
いや、かぶってない人の方が多かったかも。


当面の目標としては、

1)1日も早く自炊生活を始める
2)1日も早くインドネシア語を覚える(死活問題)

仕事そっちのけで(?)、この2つに重点を絞る。


来月は早速地方出張が入る。
スタッフ同行とはいえ、もちっとインドネシア語をなんとかしたい。
明日は早速、事務所で開催されるインドネシア語講座に顔を出してみよう。