地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

紙すき

2007年03月20日 | Weblog
ハノイから南西に約150km、地元のNGOの人に連れられてホアビン省にある小さな村を訪ねました。

サパに似て、田んぼが広がるのどかな村です。
水牛もいっぱいいました。




ここで村人がやっているのは紙すき。

村に生えている木をぐつぐつ煮て…




棒でたたいて繊維を取り出し…
(私たちが訪問するのでわざわざ民族衣装を着てくれていました。)






花や草木など、天然色素で染めたものをすくって和紙を作ります。




その後は圧力をかけて水分を抜く。





以前、この村は貧しく、お米を作っても外に売ってしまうので村人の口には入りませんでした。
また、貧困ゆえに女性が中国に売られていったりもしていました。

そこにこのNGOのプロジェクトが入り、日本からも技術指導や買い付けが入り、今ではお米が食べられ、女性も売られなくなりました。
(「彼女も一度中国に売られたけど戻ってきたのよ」と紹介され、「あ、おかえり~」みたいな…。よそ者の私はどう反応すれば良いのでしょう?)


おもてなしに、家の周りに生えている木から果物を頂きました。
パパイヤは甘くておいしい。
隣のちっちゃい丸いのはとてもすっぱくてしかも渋い…。




私の好きなワンちゃんがたくさんいたのでサービスショット。
ああ、至福のひととき。
この子達、つれて帰りたいっ!








村には以前トイレがありませんでしたが、外部から来る人の切望によりようやく完成。
でも、それはそれはすごいものでした。(一応戸はついてる)
トイレの隣の囲いには子豚ちゃんがうようよいました。

家族の人たちがかまどでご飯を炊いていて、昔にタイムスリップしたような村です。

今回は時間がなくて2時間程度の訪問でしたが、一度ホームステイでもしてみたいものです。(ウル○ン?情○大陸?)


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