地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

スピリチュアルな旅

2008年07月21日 | Weblog

屋久島の神様がおいでおいでしてくださったので、えいやっと行ってきました。

なんだかいいことがいっぱい起こりそうな予感。


九州へ行くのすら初めてで、色々と行き方を検討してみましたが、時間や費用を勘案した結果、大阪⇔鹿児島は飛行機、鹿児島⇔屋久島は高速船という組み合わせに。


まずは久しぶりの伊丹空港。
一体何年ぶりでしょう、伊丹空港を利用するのは。
今まで海外専門だったので、もしかして関空ができてから一度も伊丹は利用してない?
いやいや、数年前に一度北海道に行った時は飛行機だったかも?
あれこれ考えながら空港バスで伊丹へ到着。

朝早い便だったので、空港で朝ごはんを。
結構小さな空港でお店も限られているのでベーグル屋さんへ。

ベーグルのモーニングセットが577円!
と思ったら、「お飲み物はついておりませんので、コーヒーをお付けしますとプラス420円になります」と。

なんかそれ、詐欺っぽくありません?
結局朝食に1000円近くかかるではありませんか。

悔しいので完食。(普段あまり朝ごはんは食べないんですけど。)




さて、大阪から鹿児島までは飛行機で1時間10分。
あっという間についてしまいます。

飛行機から見下ろしただけでもう、鹿児島はすごい!
なんなんでしょうか、この山と緑は!?
ここはラオスかブータンか?

鹿児島空港にもなんとなく南国ムードが満ちていると思えるのは気のせいでしょうか?


空港から市内まではシャトルバスで1時間ほど。
港に近い「金生町」というバス停で下車。

飛行機と高速船の乗り継ぎが悪く、かなり時間をつぶさねばなりません。
幸いにもバス停の真ん前に山形屋(「ヤマガタヤ」ではなく「ヤマカタヤ」と読むみたいです)というデパートがあったので中へ。

バーゲン真っ最中ですが、屋久島入りの前に買い物してもしょうがないので、デパート内をブラブラ。
本屋で立ち読みしたりとか…。


荷物を持ってウロウロするのも疲れてきたので、1階にある待合スペースに腰を下ろし、ボケ~とテレビを見ていました。
ちょうどNHKのBSで私が大好きなグレゴリー・コルベールの写真展に関する番組をやっていたのでよかったです。

隣には地元のおばあさん2人。
彼女らも結構長い間座っています。
ひとしきり世間話をした後、「まだお腹すかんねえ」などと言う声が聞こえてきたので、心の中で、「うんうん。私ももうお昼時なのにまだお腹すかん」などと相槌を打っていると、「お嬢さんもどなたかと待ち合わせ?」と聞かれてしまいました。

「いえ、時間潰しです~」
「私らもそうなんよ~。誰か知り合いでも通ったらええんだけど、誰も通らんし」などと、普通に世間話に発展するところがのどかでいいです。
大阪でも赤の他人との世間話は突然始まりますけど。

さらにしばらく粘ってから、そろそろ動こうかと立ち上がり、まだしつこく座っているおばあさんたちにお別れの挨拶を。
「もうお帰り?」
「はあ、今からちょっと移動で…」(←屋久島に行くとは特に言ってない)
「あらそう、じゃあ気をつけてね~」

と、おばあさんたちと別れたものの、金生町から港までは車で5分ほどの距離なので、まだ動くのは早いのです。
かといってお昼時なのにちっともお腹が空かないので、写真を撮ることに。

こちら、山形屋の向かいの鹿児島銀行。
その前がバス乗り場になっています。



この大通りには路面電車も走っています。
梅雨も明けたし、カンカン照りで暑い。


山形屋の裏手にはわりと大きな商店街が。
「おぎおんさぁ」ってなんだろうと思っていたら、祇園祭と書いてあります。



祇園祭って京都だけじゃなかったの?



散々時間をつぶしてから、ようやくタクシーに乗って埠頭へ。
歩いても行ける距離でしたが、猛暑の中荷物を持って歩くのはきついです。


こちら、屋久島行の高速船「トッピー」です。




窓際の席じゃなかったので、トッピーからの風景写真は取れず。
2時間ほどでついにあこがれの屋久島へ到着!



私が滞在するのは宮之浦港周辺です。







港から徒歩圏内にあるユースホステルへ向かう途中の道路標識に心が躍ります。




まずはどこへ行こうかな~

今回はフリープランの一人旅で、全く予定を立てていないのです。
縄文杉までの登山や「もののけ姫の森」で有名な白谷雲水峡など、山観光の際にツアーに入ったりガイドさんをつける人が多いのですが、私は全くそういうのも予約せず個人で行くことにしています。


ユースにチェックインの際、「滞在中の計画は?」と聞かれ、「特にないです。一応縄文杉登山とヤクスギランドと白谷雲水峡は行きたいです」と答えると、「この暑いのに山なんか行くんですか?海や川の方が絶対いいですよ」と言われてしまいました。

「う~ん、沢登りとかも考えたんですけど、一応今回のテーマは山ということで…」と言うと、「沢登りは最高ですよ~。なんでみんなこのくそ暑いのに山ばっかり行くんでしょうかねえ」と。

う…。だって、一応観光客だもん。
屋久島と言ったらまず思い浮かべるのは森だもん。
ここに住んでるあなたはいいけど、観光客的には森を見たいもん。。。


さて、これがユースの部屋です。(思い出してだいぶ後の方に撮ったので、散らかってますが…。)




談話室に面したデッキは海の真ん前です。




昼間はみんなどこかへ出かけていて、ほとんど無人状態。
私は午後3時過ぎに到着したので、今日は宮之浦の町を散策することにしたいと思います。

チェックインの時、ユースのマネージャーさんが「ここは周りにお店がたくさんありますから、夕食には困らないですよ」と言って手書きの周辺地図をくれたのですが、見たところさほど飲食店は多くないようです…。

実際町をウロウロしてみて、あの地図に書かれている以上のものはないことが判明。
しかもお店は結構不定休で休んでいたり、後で分かったことですが「○時開店」となっていてもその時間にはまだ開いていなかったり、かなりアバウトな場所でした。(ここは途上国か?)

屋久島で一番にぎやかなはずの宮之浦町でこの状態だと、それ以外の場所に宿泊する際は夕食つきの民宿にしておかないと困ることになりますね。


まずは港の観光案内窓口で聞いた「屋久島環境文化村センター」というところへ行ってみることにしました。
なんでも巨大スクリーンで映し出される屋久島の森が一見の価値ありとのことで。

道中、観光センターなどのお土産屋さんを下見。
やはり屋久杉を使ったものは値段が張るようです。

屋久島環境文化村センターに入館すると、タイミングよくすぐに上映が始まりました。
しかしお客さん少なすぎです…。

そして大阪で言うところの天保山のサントリーミュージアム内のIMAXシアター並みの巨大スクリーンに映し出される屋久島の森は壮大なのですが、なんとなくピント合ってないし、見てると酔うんですけど…。


う~ん、イマイチだったかなあと思いながら町内を散策。
とにかく暑いです!


ユースの近くに益救(やく)神社という登山の神様の神社があるので行ってみました。
これから登山するし、安全をお願いしておかなくちゃ。

それにしても町には人気がほとんどありません。
昼間でも一人で歩いているのが不安になってきます。
でもたまにすれ違う小学生がちゃんと「こんにちは」と挨拶してくれるので、のどかないい町なんだろうなと思います。


徒歩5分で益救神社へ到着。






この、柄杓のナチュラルな感じが良くありません?




神社内も全く人がいなくて怖いんですけど…。




しかも拝殿前のお賽銭箱にお金を入れて、鈴を鳴らそうと思ったら、紐だけでその先に鈴ついてないし…。



これじゃあ神様に気づいてもらえないんじゃ…?


そして極めつけは、かなり風化しまくった年代物の仁王像。



怖すぎるんですけど…。



神社で拝んだあとは、宮之浦川周辺へ。

私が今いるのが宮之浦大橋。






向こうの橋は旧宮之浦大橋。



山がとっても綺麗です。


そして近くには宮之浦小学校があります。




さらに散策を進めると、ちょっと昭和のにおいを感じさせるような風景が。

スナック「パスポート」って、いかにも田舎のスナックっぽいですよね。




「喫茶ドルフィン」もしかり。





さあて、夕飯は何にしましょうか。
初日なので観光センターの2階にあるレストランへ行ってみました。

これまたお客さんが皆無だったりするんですよ。

しかも日曜日は水揚げがないので刺身定食はありません。
少しでも地元のものをと思い、「瀬飯(せいはん)定食」というものにトライ。
ちょこっとだけお刺身とトビウオの唐揚げ、さつま揚げ、サバ節、炊き込みご飯などがついています。




お味は…。
う~ん、事前に知人から「屋久島はさほどご飯はおいしくない」と聞かされていました。
職場でも聞いてみると、「う~ん、可もなく不可もなく…」という答えでした。

で、実際そんな感じでした…。
取り立てておいしいということは…。
しかも炊き込みご飯は関西人の私には味付けが濃すぎるような。

とりあえず地元料理を頂いたので、良しとしましょう。


ところでお店の入り口付近に屋久島を訪れた人たちからの手紙やハガキがこのように掲示されているのですが、そのまま現物が張り付けてあるので住所・氏名・顔写真など全て公開されてしまっています。



どうやらこの辺りでは個人情報保護の意識は皆無のようです。


さて、明日はどこに行きましょうか。
最初にもののけ姫の森を見ておきたい気もするし、体力があるうちに縄文杉登山を済ませてしまいたい気もします。

とりあえず明日の昼食は確保しておかねばなりません。
町内にあるお弁当屋さんで登山弁当を注文することもできるのですが、今日はスーパーに行ってみることにしました。

が、期待を裏切っておにぎりやお弁当などがありません!
菓子パンとかなら売ってるんですけど。

悩んだ末、イチかバチかでコンビニまで行ってみることにしました。
コンビニと言っても24時間ではありません。
また、スーパーとは正反対の方向、宮之浦側のさらに向こうにあります。
徒歩で15分から20分かかるでしょうか。

今日は一体何回この道を往復するんだ?と思いながら、わずかな希望を胸にコンビニへ。
おにぎりあるかな~?

と、がんばって行ってみましたが、コンビニにもおにぎりはありませんでした…。
仕方なくパンを購入。
こんなことならスーパーでパンとバナナでも買っておくんでした。


ユースの部屋に戻ると同室のAさんが到着されていました。
明日はツアーに入って縄文杉だそうです。

私はどうしようかな~。
縄文杉なら4時起きです。

とりあえず縄文杉行きの荷物を準備し、登山届を記入。
ひとり旅だと計画はいくらでも変更できるのがいいですね。

(スピリチュアルな旅に入る前の前置きが長すぎました…。

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