オロンテスは場の空気を読みとって、イリオネスを促して二人の話が他人に聞こえないところに場を移した。
『他人に聞かれるとまずい話か。ほう~、何かむつかしい話のようだな。ここならいいだろう。まあ~、そこへ座れ、聞こう』
周囲を見回して場を確かめて、オロンテスは話し始めた。
『軍団長、話は本題に入ります。スダヌス浜頭との打ち合わせに関する要件もありますが、いま私たちが保有している主食に使用する小麦の事ですが、冬は越せる量はあります。しかし、春には、買い入れしなければなりません。また、副菜の事ですが、これの買い入れについて、浜頭から聞いておいてもらいたいことがあります。生鮮食料品の事です。これの手持ちがほとんどありません。明日にでも調達の必要があります。それと、これは、軍団長、あなたと私だけで打ち合わせておきたい要件が一件あります。用件は今、申し上げた四件ですが、そのあとのことは発生の都度、皆に諮って私が決裁していけばいいことではないかと思っています』
『よし、判った。順を追って話してくれ』
『まず、小麦の件ですが、これは春まで余裕があります。副菜に関する生鮮食料品の件、これについては浜頭と打ち合わせの席に私も同席させてもらい、細部を打ち合わせたいと思っています』
『判った。お前の言うことは理解した。そのようにする。副菜、生鮮食料品の調達の事だが、明日、キドニアの街へ出向き、その用向きにかなう市場の調査に当たってくれ。また、砦建設の事もある、建設に関する資材 、営繕資材、その他の用品の調達を含めて調査をしてくれ。いいか』
『判りました。今、軍団長の言われた件について、充分配慮して調査に当たります。浜頭との打ち合わせにも関連することですから、心してやります』
『他人に聞かれるとまずい話か。ほう~、何かむつかしい話のようだな。ここならいいだろう。まあ~、そこへ座れ、聞こう』
周囲を見回して場を確かめて、オロンテスは話し始めた。
『軍団長、話は本題に入ります。スダヌス浜頭との打ち合わせに関する要件もありますが、いま私たちが保有している主食に使用する小麦の事ですが、冬は越せる量はあります。しかし、春には、買い入れしなければなりません。また、副菜の事ですが、これの買い入れについて、浜頭から聞いておいてもらいたいことがあります。生鮮食料品の事です。これの手持ちがほとんどありません。明日にでも調達の必要があります。それと、これは、軍団長、あなたと私だけで打ち合わせておきたい要件が一件あります。用件は今、申し上げた四件ですが、そのあとのことは発生の都度、皆に諮って私が決裁していけばいいことではないかと思っています』
『よし、判った。順を追って話してくれ』
『まず、小麦の件ですが、これは春まで余裕があります。副菜に関する生鮮食料品の件、これについては浜頭と打ち合わせの席に私も同席させてもらい、細部を打ち合わせたいと思っています』
『判った。お前の言うことは理解した。そのようにする。副菜、生鮮食料品の調達の事だが、明日、キドニアの街へ出向き、その用向きにかなう市場の調査に当たってくれ。また、砦建設の事もある、建設に関する資材 、営繕資材、その他の用品の調達を含めて調査をしてくれ。いいか』
『判りました。今、軍団長の言われた件について、充分配慮して調査に当たります。浜頭との打ち合わせにも関連することですから、心してやります』
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