昨年の7月1日にアップした「Dの意思」という記事の中で、仕事をしながらコツコツ独学で司法書士の資格取得を目指して勉強しているD君のことを書いた。
その後、何人かの方から、
「そういえば平岩先生がブログで応援していたD君。司法書士の試験合格したんですか~?」
と尋ねられた。
おぉ、我が「つれ弁」もなかなかに読者の興味を喚起しておるではないか。
って、そんなこたどうでもいい。
いや、その、なんというか、試験の結果より、それに向かって努力する過程の尊さの方に目を向けてほしいというか・・・・(ごにょごにょごにょ)
落ちたよ、落ちた。落ちました!(三段活用)
てか、あそこまでD君を応援しておきながら、このブログでその後の顛末を公表してないんだからその辺は察してくれよ。武士の情けでよ!
人生ってのは、そうそう、テレビや映画みたいに簡単にハッピーエンドにはならねーんだよ!(逆ギレ)
その後、D君はしばらく落ち込んでいたが、すぐにN社長のところの仕事が忙しくなり、今年に入ってからはほとんど会う機会もなくなった。
N社長からは、
「Dのボケもようやく仕事を覚えくさって、結構バリバリ稼ぐようになりましたわ(関西弁)」
と聞いていたので、
「そういう状況なら司法書士の試験はもう断念かな」
と(勝手に)推測していた。
で、今日。
久しぶりにT社長と豚しゃぶを食べた。
めちゃ旨だったぜ!
いやぁ、毎度毎度のことですが、ご馳走さまでございました。次は牛肉もいいですなぁ、T社長。
あ、T社長というのは「10 Antsの会」の名誉顧問だったか名誉総裁だったか名誉総帥だったか、とにかく、そんな感じのお方である。
「10Antsの会」というのは私がK氏と結成した、敬愛する高橋いさをさんも褒めてくれた・・・
え~い、いちいち説明してると話が前に進まん。正確に知りたい人は過去の記事を探しくれ。
こういう手間を省くためにも、みなさん、「つれ弁」はちゃんと毎回読みましょう(ステマ?)。
って、何の話だっけ?
あ、D君の話だ。
T社長もD君を可愛がっている一人である。
D君の住んでいるマンションはT社長の会社から徒歩3分のところにある。
T社長から伺った話では、D君は今年も司法書士の試験を受けるために、毎朝、子供を保育所に送り届けた後、N社長から
「仕事やでぇ、D。早よ来んかい、ぼけぇ!(関西弁)」
とお呼びがかかるまで、T社長の会社の会議室を借りて勉強をしているという。
「今年も合格できるかどうかはわからないけど、とにかく頑張る」
と毎朝、D君はT社長の会社の会議室にやって来る。
「Dの意思」は健在だ。
よし、わかった。安心しろ、D。
こうなったら俺がドラゴンボールを7個集めて、神龍(シェンロン)に
「D君を司法書士の試験に合格させてやってください」
と頼んでやる。
神龍に叶えてもらえるは願いは3つだ。
2つ目の願いは
「親父の癌を治してやってください」
にしとく。
いつのまにか話のテーマが「ONE PIECE」(Dの意思)から「ドラゴン・ボール」に変わっているが、この際、細かいことは言いっこなしだ。
D君は何度転んでも起き上がる。
馬鹿にされても笑われても呆れられても絶対に諦めない。
いつも上を見ている。
次のステージに這い上がるために努力を続けている。
綺麗ごとばかりほざきながら、確たる努力もせず、何一つ成し遂げず、仕事が苦しくなりそうだと知った途端に逃げ出す上げ底のハッタリ野郎とは大違いだ。
私は自分の子供たちにはD君のような青年になって欲しいと思う。
これが神龍への3つ目の願いだな。
PS:ブルマ様。
来月の司法書士試験に間に合うように、至急、「ドラゴン・レーダー」をネクスト法律事務所(@東京・四谷三丁目)宛にお送りくださいませ。
着払い不可。