わが愛しのクソ坊主(※長男のことだ)は中2だがとにかく無計画なことこの上ない。
小遣いを渡しても瞬殺で使い切ってくる。
7月31日に8月分の小遣い4,000円(※定期テストの成績に応じて2~3ヶ月に一度、増減調整することになっているのだが、今は4,000円だ。)を渡し、昨日、「高田馬場の卓球専門店にラケットのラバー交換に行く(※長男は卓球部である)。その後、友達と映画を観に行く。」というので、ラケットのラバー代として10,000円(但し、レシートとお釣りは要返金)、映画のチケット代+軽食(ポップコーンとか)として1,500円を渡した。
4日間でアホタレ(※長男のことだ)に渡したお金は合計15,500円だ。
で、今朝。
レシートとお釣り2,500円を受け取った。映画は「ユナイテッドシネマとしまえん」のCLUB SPICE会員ポイントが貯まっていたので無料で観ている。
ラケットのラバー代、高田馬場までの交通費、マクドナルドで食べた昼飯代等々を払い、私にお釣りを返した彼の財布には91円しか残っておらぬ。
・・・91円??
まだ8月は4週間あるというのに。夏休みで友だちとお金を使う機会も多いはずなのに。「11日は友だちと江の島に遊びに行く」と言ってるのに。
なのに、さりとて、しかれども、手持ち残金が91円??
ああ、よかった。19円じゃなくって・・・って、そーじゃないわ!
ウチのバカスケ(※長男のことだ)が将来、債務整理のために法テラスに駆け込んで、TVタレント気取りでチャラチャラしているトンデモ弁護士に「別途顧問料」とか訳の分からない金をむしり取られる前に、これは親として何とかしなければならぬ。
というわけで、今朝のわが家は大荒れであった(私だけが)。
「パパがヒロやママに怒ると、ユウちゃんは怖くて怖くて4日間くらい、眠れなくなるの。」
とT社長に証言した愛しの次男は、今夜から4日間、眠れなくなるに違いあるまい。
以下、私が定めた「お金のルール」である。
タコスケ(※長男のことだ)が このルールを守ってくれることを 星に願う猛暑かな(字余り)
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お金のルール
~「お金に汚い人」にも、「お金にだらしない人」にもならないための5つのルール~
いつも「金、金」と言っている人。
「それって儲(もう)かる? 損する?」という基準でしか物事を考えられない人。
そういう人を「お金に汚い人」とか「守銭奴」(しゅせんど)という。
あればあるだけお金を使ってしまい、いつも「お金がない、お金がない」と言っている人。
ちゃんと働いているのに、ちゃんとお小遣(こづか)いをもらっているのに、なぜか、気がつくとお金が無くなってしまっている人。
そういう人を「お金にだらしない人」という。
「お金」は、生きていくうえでとても大切だ。
もしかしたら、命とか、愛とか、友情とか、信頼とか、プライドと同じくらい、大切なものかもしれない。
だから、「お金に汚い人」になって、お金と同じくらい、あるいは、お金より大切なものがあることを忘れてしまっても、
だらしなく、いい加減にお金と付き合っても、
どっちも幸せにはなれない。
「お金に汚い人」も「お金にだらしない人」も、結局、人から軽蔑(けいべつ)される人間、という意味では同じなんだ。
「お金にきれいな人」「お金をしっかり管理できる人」は、お金に困ることはないし、お金の奴隷(どれい)になることもない。
誰からも信頼されるし、何より、幸せな人生を送ることができる。
それは、「持っているお金が多いか少ないか」とは別の問題だ。
だから、「お金に汚い大人」「お金にだらしない大人」にならないために、5つのルールを守ろう。
【ルール1】
お小遣いをもらったら、「もらったお金の1割」とか「毎月1,000円」とか、あらかじめ自分が決めた割合や金額をまず貯金して、「使い切っていいお金」から分けること
「5,000円のDSソフトを買うため」とか、「友だちと旅行に行くための資金20,000円」とか、何か具体的な、はっきりとした目標をもってお金を貯めることも大切だけど、「予想できない何か」(いきなり友だちとボーリングに行くことになったとか、今日中にラケットのラバーを修理しないと明日の試合に間に合わないのに、パパの帰りを待っていたらスポーツ店が閉まっちゃうとか)のためにする貯金も大切だ。
「お金はあるだけ使う。無くなったら、次にお金が手に入るまでは何も買わないし、どこにも行かない。」という生き方は、「腹が減ったら獲物を取って食う。満腹になったら、また腹が減るまで寝る。」という獣(けだもの)と何も変わらない。
「予想できない何か」に備えて準備するのは、人間らしく生きるための第一歩だ。
【ルール2】
お金を使ったら、その使い道と金額をちゃんと覚えておくこと
人間は必ず無駄なことをする生き物だ。だから、どんなにしっかりした人でも、無駄遣いをする。
無駄遣いを0にはできないけど、少なくすることはできる。
無駄遣いを少なくするためには、「何に、いくら使ったのか。」「それは意味のある使い方だったか。」をちゃんと確認して、「これは無駄だった。意味のない買い物だった。」と思ったら、次からは同じような使い方をしないように気を付けることだ。
無駄遣いを少なくするためには、それがいちばん近道だし、それしか方法はない。
そして、無駄遣いが少なくなれば、お金は少しずつ貯まっていくものだ。
【ルール3】
卓球と映画と本。この3つは「何を、いくらで買ったか」が分かるように、レシート(か領収証)をもらっておくこと
毎月の小遣いとは別に、
①卓球で必要なお金(ラケットやボール等の道具代、遠征に行くときの交通費、昼食代など)、②映画のチケット代、③(マンガ以外の)本を買うお金
はパパが全部出す。これはパパとヒロの約束だ。
ただし、①②③については、ちゃんとレシート(か領収証)をもらってパパに渡すこと。
【ルール4】
お金をもらった時に指定された「使い方のルール」を守ること
(1)「レシートをもらって来て、お釣(つ)りはパパに返すこと」
(2)「レシートをもらって来ること。但し、お釣りは返さなくてもいい」
(3)「レシートはいらないし、お釣りも返さなくていいけど、渡したお金の中で、自分でやりくりすること。足りなかったら自分の貯金から補充すること」
などなど。
(2)ならパパに返さなくていいお釣りを、(3)ならパパからもらったお金の中からいくらかを、貯金しておくことができるはずだ。
【ルール5】
毎年、一年の終わりに、その年の自分のお金の使い道や使った金額を振り返って、翌年に貯金する目標額を決めること
1年間に貯金する目標額が決まっていれば、毎月の、毎週の、毎日の、お金の使い方に自分なりのルールができる(「この調子だと目標達成できないから、今月はマンガを買うのはガマンしよう」とか「目標達成できそうだから、先月ガマンしたマンガを買おう」とか。)。
「自分で目標を決める。」
「その目標を達成するためのルールも自分で決める。」
「自分で決めたルールを守る。」
とても簡単なことだけど、「お金」に限らず人生すべてに共通の、何より大切なルールだ。