オバマ大統領の退任演説とトランプ次期大統領の初めての記者会見を立て続けに見た。
「去りゆく者」の「演説」と「これから始まる者」の「記者会見」を同列に評価するのは(少なくともトランプ氏に対しては)いささか酷かもしれないが、
アメリカ国民は何故、トランプのような醜悪で品性下劣な男を自分たちのリーダーに選んだんだ?
と思ったのは私だけじゃないだろう。
トランプ氏の記者会見が半ばを過ぎたころからドルは一斉に売られ2円近くも値を下げた。NYダウも100ドル以上下落した。
アナリストたちは
「トランプ氏が記者会見で経済政策についての具体的な言及をしなかったために投資家が失望した」
とコメントしてるけど、違うだろ。
「どんな魅力的な経済政策も、この男の下劣な品性と傲慢なやり口にかかったら、実現できないのではないか」
と市場が本能的な危惧を抱いた結果だと私は思っている。
ちなみに、一夜明けた日本の市場も前日比一時260円近くまで売り込まれた(本稿執筆時点)。
11月10日から始まったトランプラリーの終焉(少なくとも一休息)は近い、思っているがどうだろうか。