つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

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怒りの所在④~としまえん問題~

2020-09-12 13:52:18 | としまえん問題

としまえん問題、続く。

 

最近の当ブログを読んでくれた、「としまえん」とはあまり関係のない古い知人から、

「平岩さんって、共産党系の人だったんですね。」

と言われました(爆笑)。

 

え? 共産党系? なんで?

単に大好きだった「としまえん」が閉園して、ハリポタ施設が来ることになって。

寂しくて仕方ないから色々、自分なりに調べたり詳しい方に質問したりしてるうちに、どうもこれまでまったく説明されてこなかった経緯にきな臭い匂いがプンプンしてることに気づいて(この辺の話は9月8日投稿の「としまえん問題とは」を参照されたい)。

それよりなにより「としまえんを広域防災拠点にする」という誰も異を唱えようのない目的が、いつの間にかクニャクニャに骨抜きにされたとしか思えず。

しかも我が家は「としまえん」から徒歩5分。万一、大震災とか起こったら、嫁と子どもたちを引き連れて「としまえん」に避難する以外にない立場だったりする。

そういう立場の私が、

「おーい、東京都さんと練馬区さんと西武さん。

なんだかちょっと、おかしくね?」

と声を上げることのどこが「共産党系」なんだか。

 

なんで、この国はとにかく公権力に文句言おうとすると途端に「政治的で鬱陶しい奴。共産党だ」というレッテル貼りたがるんだろ。

太平洋戦争中の共産党狩りっすか?

何時代に生きてんだか。今21世紀だよ。あと、令和。

ちなみに、共産党に限らず私は自民党も公明党も立憲民主党も都民ファーストも「政党として」支持したことは一度もないし、これからもたぶんそうだ。

てか、このブログ読んでれば分からないか?それくらい。

安倍ちゃんのマスク問題とか、めちゃめちゃ弁護してるじゃん、俺。

 

まぁ、レッテル貼りたい人は貼ってください。

他人が貼ってくださるレッテルとか、どうでもいいし。

 

閑話休題。

 

私の「としまえん問題」に対する立ち位置は上に書いた通りだ。

「としまえん閉園、断固阻止」でもなく、

「としまえんの樹木を守ろう」でもなく、

「プールの存続を」でもない。

そのどれも実現できれば心から「よかったね!」と思うし、そういう目的で頑張っている方々の活動については、それが違法行為だったり私の譲れない信条に抵触しない限り、全力で応援する(現にしてる)。

私自身は、樹木を切り倒され、プールを潰され、巨大なハリポタ施設が建てられたとしても、ちゃんとした手順、ちゃんとした説明、「広域防災拠点」という譲れない目的をちゃんと実現してくれるんなら、「としまえん」を思い出として受け入れることになんの抵抗もない。

樹木を残したり、プールを残したり、スタジオツアーの建物の構造を変えることで現状の計画より広域防災拠点の機能強化につながるんなら、誰がどう考えたってそうすべきだろう。

そういう疑問点が何一つ解決しておらず、事業者さんからも東京都さんや練馬区さんからもしっかりとした説明がなされていない現状では、少なくともハリポタ施設建設工事は止めるべきだと思う。

私の言ってること、おかしいか?

「もう、契約で決まったことですから」とかくだらない反論は却下ね。

あと、

「我々を信じてくれませんか」とか、もはや宗教か!って突っ込みたくなる説得も却下。

だって、目先2年3年の話じゃなくて、この先30年(ハリポタ施設は30年間限定営業なので)の話だよ。

30年後っていったら、高い確率で私はこの世にいない。

子どもたちや孫たちの時代だ。

だから、ちゃんとした「広域防災拠点としての機能を備えた練馬城址公園」を作って次世代に受け継がせることは私たちの世代の義務だ。

「ハリポタ施設造ったら、インバウンドでお金たくさん儲かりますよ」(by おそらく国交省を含む政治家さんたち)

とか、

どーでもいいから。

 

そういう僕らや子どもたちの人生数十年の問題を棚に上げて、たかだか目先30年のインバウンド収入に飛びついた近視眼的な一部の議員とか区長とか知事とかが、

「西武さんと伊藤忠さんとワーナーさんという民間事業者同士の契約でございますから」

とお題目唱えつつ、

「ハリポタ誘致の責任は自分たちにはないけど、ハリポタ誘致の手柄は自分たちのおかげなんだぜぃ(だから貧乏遊園地を世界的なスタジオツアーにしてもらった練馬区民はありがたく思え)」

とドヤ顔して、私の大切な思い出や生活に踏み込んで来るのがたまらないのだ。

あぁ、腹立つ。

 

たまたま今回は、その「権力者たち」が自民党とか都民ファーストという政党に所属している議員や区長、知事だったというだけの話で、別に、彼らの所属政党が共産党だったとしても私の怒りや行動は同じだ。

「時の権力者に歯向かう奴は全部、共産党系。政治的な活動してる奴って胡散臭せー。」とか。

どういう洗脳教育受けてきたんだ?

って思う。

 

練馬区と東京都に対する陳情が一段落したので、次の行動プランを説明しようと思ったけど、長くなったのでそれは次の記事で。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山路恵子)
2020-09-12 21:19:04
現在、でき得る限り署名を集めております。15日には速達でお送りする所存です。ネットでこの問題を拡散しておりましたら、「ネット署名はできませんか」というお尋ねをいただきました。できると有り難いと思うのですが(以前練馬に住んでいたけど、今は他県住まいでとしまえんの最後の日にも間に合わなかった、という友人も多々おります)いかがでしょうか?
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Unknown (hirahira5510)
2020-09-12 21:51:16
山路様。
残念ながら、行政はネット署名を有効な署名としては受け付けてくれません。あくまでも手書き・原本が原則なのです。
先ほど、都知事宛の意見書の出し方を記事にしました。意見書ならメールでもFAXでもOKです。よろしくお願いします。
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