つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

LIFE !

2014-05-07 16:41:48 | 映画

2014年4月18日(金)

監督:ベン・ステイラー

出演:ベン・ステイラー、クリスティン・ウィグ、ショーン・ペン

 

1939年に発表されたジェームス・サーバーの短編小説「虹をつかむ男」が原作のダニー・ケイ主演映画「虹を掴む男」(1947年公開)のリメイク作品。 

「虹を掴む男」は観ていないが主人公の名前「ウォルター・ミティ」だけは知ってたぞ。

敬愛する脚本家・演出家の高橋いさをさんの作品に「ウォルター・ミティにさよなら」(これも観てないが)というのがあるからである。

いさをさんとは長い(かれこれ四半世紀)の付き合いである。

寡黙な人である。

無類の映画好きでもある。

酒癖はちょっと悪いかもしれぬ。

そして、私の法廷を見に来て、唯一ダメ出しができる人だ。

最近はご無沙汰してるけど元気かな? いさをさん、たまには飲みましょう。奥様にもよろしく。

 

・・・あ、いつのまにか映画の話じゃなくなっている。

 

Yahoo映画のレビューなんかを読むと意外にも辛口のコメントが多いようだが、私は純粋に面白かったし楽しんだし感動したぞ。

自分の人生を変え始めたウォルター・ミティの面構えが非常によかったし、ショーン・ペン演じるカメラマンもカッコよかったし、大自然の映像はこれでもかというくらい圧巻だし、ストーリー展開の微妙な不条理さが笑いを誘ったし。

辛口のレビューを読むと、「ストーリーが不合理でついていけない」というのが多いような気がするが・・・・。

え? いや、あの、だって、この作品、不条理劇の典型でしょ?

不条理劇を観て条理を求める感想を書くって、どうよ? 

「不条理なストーリー展開なのに笑わせてくれる」というのは、作り手にかなりの力量が備わってる必要があるのに、そのあたりはあまり評価されないんだな。ベン・ステイラー、お気の毒。

 

85点。


ドラえもん新のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~

2014-05-02 15:18:48 | 映画

2014年3月16日(日)

 

監督:八鍬新之介

出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ

 

1982年に公開された「ドラえもん のび太の大魔境」のリメイク。

考えてみれば、私が小遣いを貯めて生まれて初めて買ったコミック本がドラえもんであった。(幻の)最終回はマジで号泣。

そして現在。

私の子供が、やはりドラえもんを楽しみにしている。親子2代にわたって読者を魅了し続ける「ドラえもん」。
「マンガ」と言うと眉をひそめられる方も多いけれど、そういう人だって漫画が原作の(実写)映画観に行って泣いたりするでしょ。ディズニーランドとかも喜んで行くでしょ。(私は嫌いだけど)ディズニーランドって、ようするに、稀代の天才クリエイター&実業家ウォルト・ディズニーが生み出した「ネズミとその仲間たちのマンガ王国」じゃん。

私、マンガ、大好きです。自宅の蔵書(偉そうに!)の数もマンガの方が圧倒的に多い。先日、一念発起して自宅の蔵書のうちマンガだけを整理しました。その時、本棚から出して6畳間に並べてみたのが↓ 

 

うむ。壮観ぢゃな。

6畳間が埋め尽くされておる。足の踏み場もない、とはこのことじゃな。ちなみに、これ以外に処分した本もかなりあって、ここにあるのは、長男や次男がもう少し大きくなった時に手に取って読んでくれればいいなぁ、と思って捨てずに残してあるものだけ。

私自身、マンガから得た知識とか教訓とか考え方も多い。

エンサイクロペディアから得た知識は崇高でマンガから得た知識は低劣だなんて、いったい誰が決めたのだろう。

 

あ、映画ね。面白かったですよ。「ドラえもん」だもん。70点。

当日はドラえもん来場のオマケまでありました。らっきぃ↓


ラッシュ/プライドと友情

2014-05-01 15:18:42 | 映画

2014年2月14日(金)

 

監督:ロン・ハワード

出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド

 

大雪の日にわざわざ車で映画館に行って観ました(もう初夏だというのに3ヶ月前の映画のレビューをアップする自分の神経もどうかと思いますが。)。

寒いのに、雪なのに、映画館も貸し切り状態なのに、わざわざこんな映画を観に行った自分の尻を蹴り上げてやりたい気分です。

 

ニキ・ラウダとジェームス・ハントのライバル関係が描かれてますが、私、F1にまったく興味がないので全然面白くない(弁護士になる前。昔々のバブル期。マスコミ業界の端っこでプラプラしていたときには、F1のスポンサード権の販売とかも手がけてたけど、実は「こんなものに1億とか10億とかアホか!」と心底思ってました。当時、私の企画書を読んで本気でスポンサー契約を検討してくれた企業広報部の方々ゴメンチャイ。)。

で、映画。

車のエンジン音がワンワンうるさいだけ。

Yahooの映画レビューとかには「F1好きじゃなくても楽しめる」とか好意的なコメントが圧倒的多数でしたが、俺は全然楽しめなかったぞ。

だいたい、「プライドと友情」という邦題からしてダメでしょ。GAGAもどんだけセンス無いんだか。中学生の読書感想文の題名みたい。

たしかに、邦題がセンス無くても中身は名作、っていう映画も(たまに)あります。「愛と青春の旅立ち」とかね。でも、あくまで例外。私の知る限り、邦題にセンスのない映画って、やっぱり中身も駄作が多い。

更にこの映画に至っては、キャッチ・コピーが「あなたの、生涯の1本を塗り替える」

 

うわっ、ださ。

 

本気で言ってんのか?

こういう大風呂敷な広告コピーの作品って、もう、それだけでダメ。

「これで癌は絶対治る。奇蹟の万能特効薬。あなたの癌とのつきあい方を塗り替える。今なら1ヶ月分5万8000円のところ、なんとダイエットスーツもおつけして1万9800円。」

と大差ないような気がするぞ。ベクトル的には。

 

と、ここまで分かってるのに。大雪だったのに。映画館も貸し切り状態だったのに。・・・・(以下、この記事の始めに戻る。)

 

20点。