アルマクというのは、アンドロメダ座のγ(ガンマ)星の固有名で、天文ファンには有名な二重星です。
5月2日(火)の札幌は快晴で透明度も良かったことから、青空に浮かぶアルマクの伴星が見えるかどうか確かめてみました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星を見ることができるのです。朝9時ちょうどに屋上の望遠鏡をスタンバイ。
朝の9時過ぎに目盛環を使い、口径15cm屈折望遠鏡をアルマクに向けます。口径40cm反射は大気の揺れに敏感ですし、昼間の星を見るにはコントラストのいい屈折望遠鏡の方が有利です。
目盛環で慎重に望遠鏡を向けると70倍で0.6度の視野内にアルマクの主星が確認できました。
夜間のピント合わせはピント位置がかなりずれていても恒星の存在がわかるのでピント合わせに苦労することはないのですが、昼間の恒星を見るにはピント位置を事前に知っておいて導入しないと、導入できたかどうかの確認さえ難しくなります。私の望遠鏡には接眼筒にスケールを貼り付けてあり、事前にピント位置がわかるよう工夫しています。
アルマクの主星は2.3等、伴星は5.0等、離角は10秒です。(ケンブリッジ Double Star Atlas 掲載値)
青空が暗くなるよう倍率を200倍に上げて慎重に観察。主星がハッキリと見えるものの、伴星がなかなか見えてきません。しかし、大気の揺れが短時間収まった瞬間にチラチラと見ることができました。昼間の5等星を口径15cm屈折望遠鏡で見るのは至難の技です。
スマホを使って撮影に挑戦してみました。
中央に淡く写っているのがアルマクです。あまりに淡く伴星が分かりにくいです。
上の画像の中心部をトリミングし拡大してみました。かろうじてアルマクの伴星が写っているのですが、1枚画像の撮って出し画像なうえにブレてますね。
夜間に真面目に撮影したアルマクを撮影した様子を2015年9月のブログに記事 【 二重星アルマク 】に書いています。
アルマクを見た後は金星を見ました。その様子は次回のブログで。
【5月9日22時:記事と画像を追加】
知人から、どのようにしてスマホで撮影したのですかという質問メールをいただきました。自作のスマホアダプターを使い、金星を撮影したときの画像を追加アップしておきます。
スマホアダプター自作の詳細は2021年4月のブログ記事 【 スマホ用のコリメートアダプターの製作 】をご覧ください。
5月2日(火)の札幌は快晴で透明度も良かったことから、青空に浮かぶアルマクの伴星が見えるかどうか確かめてみました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星を見ることができるのです。朝9時ちょうどに屋上の望遠鏡をスタンバイ。
朝の9時過ぎに目盛環を使い、口径15cm屈折望遠鏡をアルマクに向けます。口径40cm反射は大気の揺れに敏感ですし、昼間の星を見るにはコントラストのいい屈折望遠鏡の方が有利です。
目盛環で慎重に望遠鏡を向けると70倍で0.6度の視野内にアルマクの主星が確認できました。
夜間のピント合わせはピント位置がかなりずれていても恒星の存在がわかるのでピント合わせに苦労することはないのですが、昼間の恒星を見るにはピント位置を事前に知っておいて導入しないと、導入できたかどうかの確認さえ難しくなります。私の望遠鏡には接眼筒にスケールを貼り付けてあり、事前にピント位置がわかるよう工夫しています。
アルマクの主星は2.3等、伴星は5.0等、離角は10秒です。(ケンブリッジ Double Star Atlas 掲載値)
青空が暗くなるよう倍率を200倍に上げて慎重に観察。主星がハッキリと見えるものの、伴星がなかなか見えてきません。しかし、大気の揺れが短時間収まった瞬間にチラチラと見ることができました。昼間の5等星を口径15cm屈折望遠鏡で見るのは至難の技です。
スマホを使って撮影に挑戦してみました。
中央に淡く写っているのがアルマクです。あまりに淡く伴星が分かりにくいです。
上の画像の中心部をトリミングし拡大してみました。かろうじてアルマクの伴星が写っているのですが、1枚画像の撮って出し画像なうえにブレてますね。
夜間に真面目に撮影したアルマクを撮影した様子を2015年9月のブログに記事 【 二重星アルマク 】に書いています。
アルマクを見た後は金星を見ました。その様子は次回のブログで。
【5月9日22時:記事と画像を追加】
知人から、どのようにしてスマホで撮影したのですかという質問メールをいただきました。自作のスマホアダプターを使い、金星を撮影したときの画像を追加アップしておきます。
スマホアダプター自作の詳細は2021年4月のブログ記事 【 スマホ用のコリメートアダプターの製作 】をご覧ください。
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