2023年4月のブログ記事 【 2024年の皆既日食へGO! 】からの続きです。
2024年4月に北米で見られる皆既日食の1か月前になりました。晴れる確率が高いとはいえ旅費が高いメキシコではなく、旅費が安いアメリカのテキサス州まで遠征します。9回目になる今回の遠征でも眼視でじっくり見ようと機材の選定を始めました。
所有している望遠鏡のうち口径5cmF5屈折は非力すぎ。口径7cmF6屈折であれば携行に便利でそこそこ見えるはず。遠征予定地のテキサス州ダラスにおける太陽高度は65度ほどで、直視スタイルだと無理な姿勢を強いられるため天頂ミラーを使う予定です。
天頂ミラーを使うのであれば、2022年11月に自作した2インチフリップミラーで光路を時々切り替えながら撮影するのもいいかなと欲を出し始めました。←いつもの癖というか性(さが)です。(笑)
フリップミラーを使い事前テストした結果、口径7cmF6鏡筒だと僅かに合焦しません。あと5mmほど鏡筒が短かければピントが合うのですが残念です。口径7cm鏡筒よりも0.4kg重い口径10cm鏡筒で試してみると、ギリギリ合焦しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a4/933dd35589b46024760cc5490c6e174f.jpg)
ボーグ10cmF6.4ED鏡筒、ヘリコイド接眼部、2インチフリップミラー、ミラーレスカメラ、XW20mm接眼鏡という組み合わせだと総重量が4.2kgになりました。ピント位置にはまだ余裕があります。
この口径10cm鏡筒は対物セル・鏡筒・接眼部と3分割できるので、リュックに入れ航空機内に持ち込む予定です。
XW20mm接眼鏡だと32倍2.1度の視野が得られ太陽から離れた淡いコロナも良く見えるはず。眼視時のピントは接眼鏡バレル位置の微調整で合焦することを確認済みです。同焦点設計のXW10mm64倍での中倍率観察もいいですね。今度こそ皆既中における月面の表面模様が見えるかどうか挑戦してみます。
皆既日食中は眼視で見ながら、フリップミラーを跳ね上げ直焦点撮影も時々する予定です。
今回9回目の皆既日食遠征にして初めて日周追尾用の赤道儀を持っていくことにしました。
問題点は、光学部品がやや重くなってしまい今回の皆既継続時間が4分ほどと長めなので、日周追尾できる頑丈な架台と三脚が必要になってきます。
これから携帯できる簡易赤道儀を作り始めます。メーカー製赤道儀の極軸部分や持っている部材を組み合わせるので加工は最小限で済むはずなので、遠征までには完成できるでしょう。多分ね。(笑)
ブログ記事 【 2024年アメリカ皆既日食に持参する機材(その1) 】に続きます。
2024年4月に北米で見られる皆既日食の1か月前になりました。晴れる確率が高いとはいえ旅費が高いメキシコではなく、旅費が安いアメリカのテキサス州まで遠征します。9回目になる今回の遠征でも眼視でじっくり見ようと機材の選定を始めました。
所有している望遠鏡のうち口径5cmF5屈折は非力すぎ。口径7cmF6屈折であれば携行に便利でそこそこ見えるはず。遠征予定地のテキサス州ダラスにおける太陽高度は65度ほどで、直視スタイルだと無理な姿勢を強いられるため天頂ミラーを使う予定です。
天頂ミラーを使うのであれば、2022年11月に自作した2インチフリップミラーで光路を時々切り替えながら撮影するのもいいかなと欲を出し始めました。←いつもの癖というか性(さが)です。(笑)
フリップミラーを使い事前テストした結果、口径7cmF6鏡筒だと僅かに合焦しません。あと5mmほど鏡筒が短かければピントが合うのですが残念です。口径7cm鏡筒よりも0.4kg重い口径10cm鏡筒で試してみると、ギリギリ合焦しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a4/933dd35589b46024760cc5490c6e174f.jpg)
ボーグ10cmF6.4ED鏡筒、ヘリコイド接眼部、2インチフリップミラー、ミラーレスカメラ、XW20mm接眼鏡という組み合わせだと総重量が4.2kgになりました。ピント位置にはまだ余裕があります。
この口径10cm鏡筒は対物セル・鏡筒・接眼部と3分割できるので、リュックに入れ航空機内に持ち込む予定です。
XW20mm接眼鏡だと32倍2.1度の視野が得られ太陽から離れた淡いコロナも良く見えるはず。眼視時のピントは接眼鏡バレル位置の微調整で合焦することを確認済みです。同焦点設計のXW10mm64倍での中倍率観察もいいですね。今度こそ皆既中における月面の表面模様が見えるかどうか挑戦してみます。
皆既日食中は眼視で見ながら、フリップミラーを跳ね上げ直焦点撮影も時々する予定です。
今回9回目の皆既日食遠征にして初めて日周追尾用の赤道儀を持っていくことにしました。
問題点は、光学部品がやや重くなってしまい今回の皆既継続時間が4分ほどと長めなので、日周追尾できる頑丈な架台と三脚が必要になってきます。
これから携帯できる簡易赤道儀を作り始めます。メーカー製赤道儀の極軸部分や持っている部材を組み合わせるので加工は最小限で済むはずなので、遠征までには完成できるでしょう。多分ね。(笑)
ブログ記事 【 2024年アメリカ皆既日食に持参する機材(その1) 】に続きます。
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