あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

山門をくぐり入れば寒牡丹  あきオジ

2009-11-03 05:49:38 | 日記
深大寺の参道

神代植物園の門をでると深大寺に出ます。
大きな森から抜け出たような気分になります。
その空気の違いがいいですね。

参道には「神代蕎麦」を商う店が並んでいます。
平日ですと人も疎らで静かな場所になっています。
呼び込みの声も品があり丁寧ですから
ついつい入りたくなりますね。

平屋の赤い毛氈が敷かれた屋外の縁台が竹やぶに映えて
これからの季節は紅葉も美しく
紅葉と茶店との組み合わせ
山門との組み合わせで写真を撮る人も多くなるでしょうね。

しっとりとした観光地の割には環境作りも丁寧です。

最近、大きな立派なカメラを抱える人が多いですが
コンテストに出品する。
思い出にする。
そんなことではなく
「写真を撮る」ことで外に出るようになる。
よく歩くようになる。
好奇心が出てくる。

そんなこと
そう
「写真を撮る」ことがあって、それで十分に満たされる。
そんな気がするのです。

「どうして?」
「何のために」
「そんなことして、どこが楽しいの?」
そんな問いなどどうでもいいことなのですね。
「撮るから楽しくなる」
そんなことから始まっているのではないでしょうか。

そんな楽しいオジサン、オバサンに出会います。
いい表情をしています。

名前つける願いの深さ薔薇が咲く   あきオジ

2009-11-03 05:21:08 | 日記
神代植物園の薔薇

それぞれに創り出した人の思いが込められた名前があります。
貢献した人への謝意もあるでしょう
献花することもあるでしょう。
そして自分の名をつけたり
夢を託したり

人に名前があるように
それぞれに名前があります。
プリンセスダイアナ・ジーナ・ロロブジナ
フォフィア・ローレンなど
有名人の名をつけるのはどうしてでしょうか。
「・・・・のように美しい」そんなことでしょうか?

名前の方が豪華であったり、馴染まないとしても
見る人は、作者の「願い」を読みとろうとするのですね。
芍薬やボタンは「…錦」というような日本古来の豪華である
きらきらしている。そんな意味での「・・・錦」なのでしょう。

最近では紫陽花に「墨田の花火」というのがありました。
確かに夜空に上りつめ、そこから四方に散らばる
そんな花火を想像できます。

その花火をヒントにして命名したとすれば
花火が先で、紫陽花が後だとわかります。

その逆というのが一般的ですが、その逆だから面白い
花火が先で紫陽花が後
それもいいかもしれません。

親の思いが先という子どもの名前をつける場合もあります。
「イチロー」「レオ」など、こうあってほしい。
そんな願いもあれば
単なる語感の心地よさにとどめた名前あります。
流行の流れにのった名
「春菜」「翔太」などもあります。
親の名前を踏襲したものなどもあります。

それにしても薔薇には個々の名前があります。
それほど、品種も多いのでしょうね。

薔薇の名前があったからといっても、その品種を識別するほどの
熱心さもなければ興味もありません。
とても「あのスタームーンの色がいいわね」
「今年のプリンセスサヤカはよかったわね」
そんな会話には入れません。

でも、名前を覚えないとは薔薇に対する敬意が不足しているのかもしれません。