あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

この村を捨てる少女か柿一つ  あきオジ

2009-11-04 05:49:21 | 日記
御嶽駅

派手なメイクな少女が電車を待っています。
この村に住んでいるのでしょうか
それとも、この集落の旅館で働いているのでしょうか

午前11時、青梅、立川辺りまで行くのでしょうか。
彼との待ち合わせなのでしょうか
携帯を夢中で見ている。

彼とのデートもありますが
喧嘩して家を飛び出してきた
あるいは田舎に住む彼の家で一晩過ごし
家に帰るとか・・・・・・

「駅」で少女が犯人をかばうエピソードがありますが
そんな物語を想像していました。

こんな一枚の写真で小さな物語を作る。
それもいいかもしれないと思いました。
想像力があれば面白いかもしれません。


山越えて柿いっぱいがおらが村   あきオジ

2009-11-04 05:22:25 | 日記
「御嶽」駅ホーム

御嶽駅、山の狭い場所にあります。
堂々とした駅舎です。
昔のまま残っている。
そんな感じですね。

ホームから御嶽山方面の景色を眺めることができます。
山岳信仰が盛んだったころ
この駅で降りて山頂まで歩いたのでしょう。
最近は、バスに乗りケーブル駅まで行き
そこからケーブルカーに乗って山頂近くまで行くことができます。
ここであれこれ感想を語り合い
山を見ながら「さあ、がんばりましょう」と思う場所でもあります。

登山する人は、ケーブルカーで三棟近くまで行き
そこからさらなる目的地に向かうのです。
駅の近くにバス停があります。
休日の臨時出勤職員が待機しています。

昔は、御嶽駅から頂上まで延々と歩いたのだそうです。
その盛時を物語るように、現在の駅舎の横に昔の駅が
保存されていますが、ホームから地下道に降りて
出口に向かう道も保存されています。
「駅舎特化」のファンは夢中になるのでしょうね。

秋のシーズンになると実際に使用するかもしれません。
それほどホームは立派です。駅舎の柱時計も懐かしい。
そして、農産物を売る人が手拭いかぶって座っています。
「お帰りにどうぞ」
それがいいのですね。
写真を撮る人が多いですね。

多くの人たちはバス停に向かいますが
渓流を楽しむ人は橋を渡ります。
信号を渡ると
一気に最大の見せ場
橋の上からの眺望
そして、渓流を眺める楽しみがあります。
これぞ、御嶽、渓流
そんな風景が左右に見ることができます。
ちょっとした感動です。

私は渓流の写真を撮りました。
それで充分でした。
いい写真が撮れたとはいえませんが
秋の風が背筋を抜けて
ああ、今年もそんな季節になったのだなあと思いました。

これから紅葉にシーズン
玉堂美術館の大銀杏が楽しみですね。
現在は「緑が映える」それはそれで美しい
圧倒的な量感があります。

紅葉は「見ごろはじめ」ですね。
でも、もう十分に楽しめます。

・・・・・・・・・・・・

駅前に出ると信号がありますから
降りる人が駅舎の出口で溢れてしまいそうです。
そこは登山客、無茶なことをせず
じっと、待つことを知っているのです。
言葉静かに、じっと待っています。

ホームから山々が眺められますし
銀杏の色ずく風景もホームから見ることができます。
それだけでも気持ちが奮い立つのでしょう。
表情は緊張感もあり、いい雰囲気です。