あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

瀧になりゆれる藤の花吹雪    あきオジ

2010-05-08 19:59:59 | 日記
白い藤もいいのですが
紫に変化していくのがいいですね。
風にそよぐ房
いいですね。

藤がこんなに美しいとはちい最近まで気づきませんでした。
きっと「きれいだね」「そうだね」
と社交として
マナーとして言っていたかもしれませんが
自分がどう感じるかなどどうでもいいことなのですね。

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人は食うためなら、自分でも信じられないようなことを
使命として、あるは仕事として平然として
いかなることでもできるし

やってしまう。

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今日の蕪村

花ちりて木の間の寺と成りにけり

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シャボン玉僕は一歳ママも一歳  あきオジ

2010-05-08 19:57:10 | 日記
どこかの宣伝のコピーに
僕一歳パパも一歳ママも一歳
そんなのがありました。

面白いのでいつかぱくってやろうと思っていました。
ここで使いました。
いまくいったかどうかは分からないのですが

作戦が遂行されたのでもうそれでいいのです。

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今日の蕪村

つつじの野あらぬところに麦畑

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蕎麦食えば時代錯誤の鐘の音  あきオジ

2010-05-08 19:49:49 | 日記
どうしていまどき鐘の音
若い坊さん
修行だと思っているのでしょうか。

金儲け坊主へなるための通過点とでも考えているのでしょうか。
それでも、法衣もきちんとしているし
観客が見ていることもあり
作法通りにことを運んでいるようです。

こんな時代錯誤も必要ですね。

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NHKの番組で
日本在住の外国人に
日本の風俗、習慣等で何が「クール」か語ってもらう
番組がありました。

外国人がどうのこうのではなく
ディレクターが仕込んだ内容なのでしょうが
それはそれ

駄菓子屋に注目していました。
雑誌等を調査して取りあげてみようかということになった。
そんな企画でしたが
懐かしいですね。
そこそこの家の子は駄菓子屋を社交の場にできたのでしょうが
それもできない貧しい家の子は
それさえできなかったのです。

ちょっと複雑でほろ苦い思い出・・・・

このころはなんじゃもんじゃがと時の鐘  あきオジ

2010-05-08 19:26:25 | 日記
深大寺と言えば

蕎麦、なんじゃもんじゃ
そして、時の鐘
それが深大寺

今でも時の鐘を鳴らしています。

午前11時30分
12回+3回

でもどうして15回なのか確かめていません。

それにしてもなんじゃもんじゃのファンとしては
庭で庫裏を覆うようなスケールの花を見て
感動でした。
京菓子にも似た品格と清涼感

そして圧倒的量感
例えようもありませんね。

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今日はその予定ではなかったのですが
出かけてよかったです。

今が見頃です。

どうしようもない日々それも五月  あきオジ

2010-05-08 04:51:17 | 日記
昭和記念公園

就職先が倒産した
そんな話を聞きました。

他人のことだから
俺には関係ない
そう思っているのですが

この人は、これからどのような人生を歩くのだろう
そう思ってしまうのです。
思うだけなら、たちの悪い老人に過ぎないのですが・・・・・

電車の中で化粧したり
大声で喚く行儀の悪い女子高生

年がくると脱皮するように「当たり前」を演じることになるのでしょうか。
そのまま脱皮に失敗する人もいるでしょう。

子育ての何たるかを教えらたことがない人が
子どもを扱いかねている。

その人も母親にそのように育てられたのでしょう。
一代にして「脱皮できないような人」は生まれないのですね。




五月はかくたるものか花菖蒲   あきオジ

2010-05-08 04:41:56 | 日記
昭和記念公園の菖蒲

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この季節
五月病という人もありますが
年寄りは眠たいのです。
よく寝ます。

陽気もいいし
外にも出るし

与謝野晶子の歌にありますね。
この時期にぴったりですね。
この詩
なぜか、覚えているのです。
歩きながらつぶやいていると
「俺って、ロマンチストだ」と思ったり・・・・
それはないか!

五月礼讃(らいさん)

五月(ごぐわつ)は好(よ)い月、花の月、
芽の月、香(か)の月、色(いろ)の月、
ポプラ、マロニエ、プラタアヌ、
つつじ、芍薬(しやくやく)、藤(ふぢ)、蘇枋(すはう)、
リラ、チユウリツプ、罌粟(けし)の月、
女の服のかろがろと
薄くなる月、恋の月、
巻冠(まきかんむり)に矢を背負ひ、
葵(あふひ)をかざす京人(きやうびと)が
馬競(うまくら)べする祭月(まつりづき)、
巴里(パリイ)の街の少女等(をとめら)が
花の祭に美(うつ)くしい
貴(あて)な女王(ぢよわう)を選ぶ月、
わたしのことを云(い)ふならば
シベリアを行(ゆ)き、独逸(ドイツ)行(ゆ)き、
君を慕うてはるばると
その巴里(パリイ)まで著(つ)いた月、
菖蒲(あやめ)の太刀(たち)と幟(のぼり)とで
去年うまれた四男(よなん)目の
アウギユストをば祝ふ月、
狭い書斎の窓ごしに
明るい空と棕櫚(しゆろ)の木が
馬来(マレエ)の島を想(おも)はせる
微風(そよかぜ)の月、青い月、
プラチナ色(いろ)の雲の月、
蜜蜂(みつばち)の月、蝶(てふ)の月、
蟻(あり)も蛾(が)となり、金糸雀(かなりや)も
卵を抱(いだ)く生(うみ)の月、
何(なに)やら物に誘(そゝ)られる
官能の月、肉の月、
ヴウヴレエ酒の、香料の、
踊(をどり)の、楽(がく)の、歌の月、
わたしを中に万物(ばんぶつ)が
堅く抱きしめ、縺(もつ)れ合ひ、
呻(うめ)き、くちづけ、汗をかく
太陽の月、青海(あをうみ)の、
森の、公園(パルク)の、噴水の、
庭の、屋前(テラス)の、離亭(ちん)の月、
やれ来た、五月(ごぐわつ)、麦藁(むぎわら)で
細い薄手(うすで)の硝杯(こつぷ)から
レモン水(すゐ)をば吸ふやうな
あまい眩暈(めまひ)を投げに来た。