あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

武家街に南京櫨の曲がり角  あきオジ

2010-05-29 20:02:18 | 日記
変化もない日々に戻りました。
写真を撮りにいく熱意もなく
ただ、ぐうたら生活

そんなときは時代劇なのですね。
「必殺シリーズ」「御宿かわせみ」
次々放映され
なんとなく「止められない」で見てしまいます。

それでいいのかもしれません。
けっこう「はまり」ます。

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ハイビジョンで「比叡山」「春日大社」「法隆寺」を撮影した
番組を録画しておいたのですが
けっこう見ますね。
上出来の記録です。
きれいだし、面白い。
これらは「撮っておいてよかった」番組です。

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門をしめる大きな音さしてお寺が寝る  尾崎放哉

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山門をくぐれば麦の波続き  あきオジ

2010-05-29 06:30:27 | 日記
神代植物公園の麦です。

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をちこちに瀧の音聞く若葉かな  蕪村

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池波正太郎が描く人間はドラマでは「存在しているように」
描いていますが
よく考えてみればきわめて珍しい人たちですね。
「藤枝梅安」を見て
こんな孤独な人がいるのかと思いましたし

日本人の情念って、こうなっているのか
妙な関心をしていました。
おたがいにいたわり合って「人殺し」でさえ
そのような力関係の中で遂行される。
そんな不思議な美学が流れているのですね。

親子関係も「剣客商売」で描かれていますが
秋山親子は不思議な関係ですし
田沼意次と三冬との親子も奇妙です。

男女の関係にしても
秋山小兵衛とおはる
友情とか身分関係とは違った世界です。

ありえない関係が登場するから面白い。
そういうことを心得た作家だったのですね。

しばらくは、「剣客商売」「鬼平犯科帳」を追っかけます。