ガラス窓写るひなげしそのままに あきオジ

人には、「このようにみてほしい」という
見せたい思いがあり

見ている人は見ているものだけではなく
見たい思いで見ており

見えている姿は想像もつかない姿をしているのですね。

きっと見えているものさえ
とんでもない姿かたちをしているのでしょう。

人が見ているものはそんなものですね。

水うちし露地にこもりし土の香よ あきオジ

をちこちに瀧の音聞く若葉かな　　蕪村

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昭和記念公園のひなげし
その時期が終わりますね。

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新橋の「美登利」の寿司を食べました。
めったに出かけることはできない店ですが

美味でした。
値段よりずっと上等で気持ちよく
いかにも「寿司屋」という雰囲気

板前の元気さも楽しかったです。
余裕があろうがなかろうが
下街に出かけたとき立ち寄ろうと思いました。

吉野家でも十分ご機嫌な私としてはちょっとした変化です。

初夏の風「おおきな栗の木の下で」 あきオジ

昭和記念公園のシンボルツリー

いつも出かけると写真を撮ります。
この木を並べると一年が見えますね。

そして、この木も見えないほどに成長しているのですね。
それだけでも嬉しくなります。

年金は一年いつでも季語となり あきオジ

昭和記念公園のひなげし
来週になれば一気に除去され
コスモスの季節に備えるのですね。

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高血圧、糖尿病
それだけで年寄りは盛り上がる話題です。

これで腰や関節の痛みを加えれば
半日はもちますね。

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私は今は「万葉集」
カバンに入れて電車の中で一首だけでも読むことが楽しみです。
日本人が「金」に汚れていない時代の
素朴さ
そして、骨太の生命力が好きです。

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マイナスの話題もいつの間にか癒しになり
安心して家に戻る。

悲しく切ない話を
いつのまにか笑顔で話している。
これが日本人の知恵なのかもしれません。

五月雨に打たれて急ぐ吾妻橋 あきオジ

いろいろな風景があり
花のある風景は雰囲気があるし
物語がゆったりと流れているような気がします。

病気のはなし
年金生活のこと
聞けば

「そんなこと？」と思われることでも
景色の中に溶け込むと別の物語が広がっているような気がします。

夏草も茂みを欲しがる暑さかな あきオジ

昨日は猛暑
今日は雨

精神的にも体力も今が一番安定しているのかもしれません。
これからは一気に下り坂ですね。

下り坂を楽しむのもスキーのようで楽しいかもしれませんね。

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さみだれや大河を前に家二軒　　蕪村

空に伸び池にも青葉映る朝 あきオジ

昭和記念公園です。
盆栽園の柿の木も今は緑です。

紅葉の時のあの美しい葉の色を思いだすだけでも
嬉しくなります。
土蔵に映える柿

吊る柿

一年はめぐります。
だから楽しいことが分かりました。
時計の針の動きを全体で見ることができる年になったのですね。

引き算の生活をしましょう。

ありがたいことです。