夏木立涼しき風を送りだし あきオジ

昭和記念公園で散歩
人影もなくただただ猛暑でした。

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夏来てもただひとつ葉の一葉哉　　芭蕉

謎解きのような句ですね。

夏が来て他の草木は青々と茂るのに、一葉だけは相変わらず
一葉きれいの姿でいる。その淋しさをあわれとした。

こんな解説がありました。

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初鰹評するほどに食べられず あきオジ

趣味人の楽しみ
粋な遊び
そんなこととは無縁な野暮なオヤジ

夏野菜カレーで初夏を楽しむなさけなさ。
でも、清少納言も芭蕉も
アイスクリームで夏を感じることもなかっただろう。

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あやめ草足にむすばん草鞋の緒　芭蕉

夏木立げげげの女房みるごとし あきオジ

「げげげの女房」ドラマとしては面白くもありませんが
毎日見ています。

その舞台となった調布
調布の街は神代植物公園と深大寺が核となっている町です。

ドラマを見ていると
ときおきロケされた景色が出てきますが
「あれが蕎麦屋だ」とか
「裏道だ」と
ドラマよりロケ地探しに熱心です。

薔薇園でも「げげげ・・」という会話があちこちから聞こえます。
女性の方が時代を楽しむことに関しては上手なのかもしれません。

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一日物云わず蝶の影さす　　放哉

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薔薇写真整う画面の不思議さよ あきオジ

うきぐさの壺に浮かびし流れ雲　　あきオジ

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薔薇の写真はどのようにしても
画面の中にすっぽり収まり

まさに「植物図鑑」です。

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俳句も一年過ぎたら熱心になれるのだろうか
いまのところ、宿題をやっている小学生の気分です。

まあ、いいか！

雨ふるも凛と立ちし赤き薔薇 あきオジ

せっかくの休みも雨だと気分がのりません。
年をとると勢いで動かない限り
「止めておこう」ということになるのです。

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竹の子や畑隣に悪太郎　　　去来

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初鰹夜の巷に置く身かな　　波郷

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