平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い302 大国の、世界平和実現に対する責任

2016-01-10 10:05:35 | 日記
平和への希い302 戦後71年 
    大国の、世界平和実現に対する責任     2016.1.10.

 1月10日、今日は何の日?「今日は何の日カレンダー」より
▲ロンドンに世界最初の地下鉄開通。6キロ(1863)
▲政府が徴兵令を公布(1873)
▲ロンドンで国際連合の第1回総会が開催(1946)
▲公務員の勤務時間、冬33時間、夏39時間から週48時間制へ。出勤時間が
 早まり、遅刻者が相次ぐ(1949)
▲NHK教育テレビが開局(1959)

ニューヨークの国連本部がまだ出来上がっていなかったので、第1回の総会は
1946年1月10日、ロンドンで開かれることになったのです。
国際連合の設立について、世界平和を目指していながら中々機能していないのは、

1、 国連の原加盟国が、中立国すら含まない、戦勝国の機関として出発したこと
2、 憲章の53条と107条に見るような、旧敵国に対する特別措置を認めており、
 敵国条項として現在もそのまま残されていること。
3、 主として日・独・伊と戦った米・ソ・中・英・仏という5大国に優越的地位を認め
 ていること(安全保障理事会の常任理事国に賦与された拒否権です)。
 
などが上げられています。
特に、常任理事国の拒否権は、5か国中1国でも反対があれば、総会に掛けら
れないのです。

大国の国益次第で、なかなかまとまらないことが、国連のアキレス腱です。
シリアでの、米ソの綱引き、北朝鮮の水爆問題で、中国の思惑。

大国が、第二次世界大戦の戦勝国という枠を超えて、世界平和実現
のために、核廃絶など率先垂範して、武力行使ではなく、「話し合い」
による土壌を作る責任があると思うのです。