平和への希い228 戦後71年
シーア派、スン二派って・・・ 2016.1.6
1月6日、今日は何の日?「今日は何の日カレンダー」より
▲米32代大統領F.ルーズベルト「4つの自由(言論表現の自由、信教の自由、
欠乏からの自由、恐怖からの自由)」を演説(1941)
▲イギリスが中華人民共和国を承認(1950)
▲アメリカ軍がベトナム戦でメコンデルタに侵攻(1967)
▲高見山、外国人力士が初の幕内力士に(1968)
冷静なF・ルーズベルトの「4つの自由」演説から、26年後に、世界の警察・米国が
ベトナム戦争の泥沼へ。
サウジアラビアがテロ容疑者として、シーア派指導者(ニムル師)を処刑したことから、
シーア派国家のイランが激高、ついに国交断絶。周辺イスラム教各国にも波及し、
中東は大混乱。国益が交錯している米ロ英仏が絡み、混乱を増幅。
そもそも、シーア派スン二派ってどうなっているのか。
シーア派・・・2大宗派の一つ、人口比1割の宗派。
ムハンマド(マホメット)の『血統』、つまり「誰が統治者か」を重視。
イラン・シリアアサド政権・イラクなど
スンニ派・・・イスラム教2大宗派のもう一つ、人口比で9割を占めている。
イスラム教開祖ムハンマド(マホメット)が遺した「慣行(スンニ)」「教え」を重視。
サウジアラビア・トルコ・バーレーン・アラブ首長国連邦(UAE)・クウェート
・カタール・オマーン・「イスラム国」など
シリアは、イスラムシーア派政権ということでイラン・イラクがアサド政権を応援。
ロシアは、アサド政権と結んでいる権益のためなど、アサド政権を応援。
サウジアラビアは、反シーア派ということで、反政府勢力を応援。
米兵仏は、独裁・反民主主義のアサド政権崩壊を目指す反政府勢力を応援。
過激派組織「イスラム国」はスンニ派で、シリア・イラン・イラクを敵視、特に、イラクで
「シーア派に抑圧されたスンニ派の解放」という大義を掲げて、戦闘を繰り広げている
のです。
アルカイダは、ジハード(聖戦)の対象を主に欧米など外の敵なのに対して、イスラム国
は、もちろん外の敵にもジハード宣言しているが、それよりも内部の異端者の方が罪は
重いと考えており、シーア派の人々は勿論、スン二派の人々でもイスラム法を守らずに
欧米の価値観に迎合する人々をもジハード対象にしています。
サウジ・イラン問題も、テロ対策問題も、周辺国・米英露仏の冷静な対応、武力行使に
よらない「話し合いでの対応」しないと武力抗争の泥沼に陥ってしまいます。
どうか関係国の首脳の皆様、世界平和のために良識ある冷静な対応をお願いします。
シーア派、スン二派って・・・ 2016.1.6
1月6日、今日は何の日?「今日は何の日カレンダー」より
▲米32代大統領F.ルーズベルト「4つの自由(言論表現の自由、信教の自由、
欠乏からの自由、恐怖からの自由)」を演説(1941)
▲イギリスが中華人民共和国を承認(1950)
▲アメリカ軍がベトナム戦でメコンデルタに侵攻(1967)
▲高見山、外国人力士が初の幕内力士に(1968)
冷静なF・ルーズベルトの「4つの自由」演説から、26年後に、世界の警察・米国が
ベトナム戦争の泥沼へ。
サウジアラビアがテロ容疑者として、シーア派指導者(ニムル師)を処刑したことから、
シーア派国家のイランが激高、ついに国交断絶。周辺イスラム教各国にも波及し、
中東は大混乱。国益が交錯している米ロ英仏が絡み、混乱を増幅。
そもそも、シーア派スン二派ってどうなっているのか。
シーア派・・・2大宗派の一つ、人口比1割の宗派。
ムハンマド(マホメット)の『血統』、つまり「誰が統治者か」を重視。
イラン・シリアアサド政権・イラクなど
スンニ派・・・イスラム教2大宗派のもう一つ、人口比で9割を占めている。
イスラム教開祖ムハンマド(マホメット)が遺した「慣行(スンニ)」「教え」を重視。
サウジアラビア・トルコ・バーレーン・アラブ首長国連邦(UAE)・クウェート
・カタール・オマーン・「イスラム国」など
シリアは、イスラムシーア派政権ということでイラン・イラクがアサド政権を応援。
ロシアは、アサド政権と結んでいる権益のためなど、アサド政権を応援。
サウジアラビアは、反シーア派ということで、反政府勢力を応援。
米兵仏は、独裁・反民主主義のアサド政権崩壊を目指す反政府勢力を応援。
過激派組織「イスラム国」はスンニ派で、シリア・イラン・イラクを敵視、特に、イラクで
「シーア派に抑圧されたスンニ派の解放」という大義を掲げて、戦闘を繰り広げている
のです。
アルカイダは、ジハード(聖戦)の対象を主に欧米など外の敵なのに対して、イスラム国
は、もちろん外の敵にもジハード宣言しているが、それよりも内部の異端者の方が罪は
重いと考えており、シーア派の人々は勿論、スン二派の人々でもイスラム法を守らずに
欧米の価値観に迎合する人々をもジハード対象にしています。
サウジ・イラン問題も、テロ対策問題も、周辺国・米英露仏の冷静な対応、武力行使に
よらない「話し合いでの対応」しないと武力抗争の泥沼に陥ってしまいます。
どうか関係国の首脳の皆様、世界平和のために良識ある冷静な対応をお願いします。